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21話 ページ21

あけましておめでとうございます。
今年も何卒よろしくお願い致します。

……………………







梟谷、森然、生川が集まり、アップをしている頃。

烏野がもうすぐ来るということで、知り合っている音駒が出迎えることになった。


まだアップが終わってない人もいるため、とりあえず黒尾と海、山本が出迎えに行くことに。

夜久と若葉でその間の指揮を取る事になる。






「なあ、サーブいつ打ってくれるんだ?」

『すぐに梟谷が来ちゃいましたからねー。またいつか』

「それ、ぜっったい打ってくれない!!」





あの後、準備が終わり部員が全員揃った時に夜久が打ってくれ、と言ってきた瞬間、監督から告げられた。

もうすぐ梟谷が来る、と。


夜久は目を見開いて固まった。




梟谷が来て、生川も来て、森然も来て、案内やら何やらして今に至る。






若葉は『リエーフ、腕下げる』と選手にアドバイスしながら、バインダーに挟んだノートに書き込んでいく。


毎日の記録と選手たちの弱点を交互に見て、黒尾に練習メニューの追加を頼もうと考えていた時。





「…若葉、そういえば烏野にマネージャーいたよ」




孤爪に話しかけられ顔を上げた。

声をかけてきた当の本人を見れば、彼は体育館の時計に目を向けている。


もう到着しただろうか。



若葉はボールペンをズボンのポケットにしまった。

夜久に一言、声をかけてシューズを履き替えて正門の方へと足を進める。



マネージャーの案内は主に若葉がしている。

梟谷が来た時、マネージャーが二人いたが対応したのは若葉だ。




若葉は烏野にマネージャーがいることは知らない。





スタスタと歩みを進めれば、遠くにバスから降りている人達が見える。

少し速度を速めて近寄った。






「じょ、女子が二人になっとる……!!」





なんて言う山本の声にピタリと足を止める。



膝を着いて崩れた山本の前に黒髪の美女と金髪の可愛らしい女子の二人が立っていた。


確かに二人である。





たが、ピクリと若葉の頬の筋肉が鳴った。





スッと動く若葉に気づいた黒尾が「若葉も来たのか」と声をかけるがスルー。


向かう先は山本の背後。


黒尾はあ、と山本の身を案じた。





「山本、うちにも頼りになるマネージャーがいるだろー」




主将らしくフォローをかけた。

それ以上は無理だった。



そんなフォローも虚しく山本は言う。





「いや、あいつは女子ってより…」

「山本、後ろ」





グルリと振り向いた瞬間。

山本の顔が青く染まった。

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早夜(プロフ) - LUNAさん» コメントありがとうございます!!楽しんでいただけて嬉しいです。今まさに公開致しました。パスワードなしでご覧いただけます。お待たせしてしまい申し訳ありません。ぜひ、続編も楽しんで読んでいただければ幸いです!! (2月26日 23時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
LUNA - こんばんは!!初コメ失礼します!めちゃくちゃ楽しく読ませて頂きました!!続編も気になっているのですが数話公開されたらパスワードがなくても読むことが出来ますか?続編も気になるのでよろしくお願いします!! (2月26日 23時) (レス) id: b20802aba1 (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - アマアマハチミツさん» コメントありがとうございます!まだ1話しか書けておらず、数話まとめての公開にしようと思っていたのですが…1話でもいいよ〜と言っていただけるのであれば公開させていただきます。 (2月26日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - ミカサさん» 続編公開しますよ!それまでお待ちください! (2月26日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - いくら丸さん» コメントありがとうございます。楽しく読んでいただけて嬉しいです。続編は公開致しますので少々お待ちくださいませ。 (2月26日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:早夜 | 作成日時:2023年12月12日 0時

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