82話 ページ35
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BBQが終わり、片付けを行っている中、孤爪や赤葦と共にゴミを集めているとリエーフがヤマモト・タケトラのように涙目になりながら寄り縋ってきた。
「若葉センパイ辞めないで下さい！！俺が悪かったです！！ウシワカなんかより若葉センパイの方が何百倍も何千倍も強いし凄いし美人だし優しいですから辞めないで下さァァァい！！」
「リエーフ、若葉のこと美人だと思ってたんだ」
「何があった？」
「リエーフが若葉にウシワカがお兄さんなんて自慢じゃないかって言った」
「なるほど」
正座をして若葉を見上げるリエーフを冷たく見下ろし、カチン、とトングを鳴らす。
ヒェッとリエーフが体を揺らし、若葉はにこりと笑った。
『私、100本サーブ打つからリエーフは100本拾ってね』
「ひゃっ…！？」
『出来ないの？』
「やらせて頂きます」
わかったからあっちへ行けとトングでシッシッとリエーフを追い払った。
若葉は息をついた。
『リエーフ、変な壺を買わされそうで心配だ』
「若葉の口車にまんまと乗せられたね」
「詐欺師に向いてるんじゃない？」
『京治も研磨も酷いなぁ。私は上手く扱ってるだけだよ』
鼻歌を歌いながらゴミ袋を閉めて、ゴミ収集場所へと持っていく。
ある程度片付け終わったため、烏野は宮城へ帰る準備を始めた。
若葉は手を洗って、皆がいるところへ戻ろうと歩いていると、黒髪とオレンジ髪の後ろ姿を見かけた。
声をかければ二人同時に振り向いた。
影山の顔が幾分が明るくなった。
『また会おうね』
小さく首を傾けて笑って言った。
影山と日向は大きく頷く。
「また会いましょう」
「またな！」
森然高校の階段の前で大きく手を振り、烏野を見送った。
これにて夏休み合宿、全日程が終了した。
「若葉センパイ、明日も部活来ますよね？ね？」
『どうだろう』
「い、家まで迎えに行きます！！どこですか！！」
『学校から徒歩10分のとこ』
「近くね？もしかして若葉、近いから音駒を選んだ？」
『そうですけど。ギリギリまで寝れるじゃないですか』
「若葉ちゃんってそういうとこあるよな〜。徒歩10分ってことはあの黒いマンション？」
『その斜め前のボロアパートです』
「一人暮らしだろ？セキュリティ大丈夫か？」
『叔母と住んでますから』
「なら大丈夫か」
『今海外ですけど』
「大丈夫じゃねぇな？」
『黒尾先輩も迎えに来ますか？』
「俺は研磨で手一杯」
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早夜(プロフ) - ナノハナさん» ありがとうございます！ぜひ追ってください…！あれ51話が2つありますね？？修正します！教えて下さりサンキューです！ (2月28日 15時) (
レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 続編ありがとうございます！！！！ずっと追わせていただきます！！！…51話が２つある事が気になっているんですが… (2月28日 15時) (レス) id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - 冴凪りつさん» ありがとうございます！ちょっと入れるはずのなかった話を入れてしまい、代表決定戦まで入るか心配になってきております。更新頑張りますね！楽しみにしていて下さい！！ (2月27日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - ふみさん» お待たせしてすみません！ガンガン更新する予定ですので楽しみに待っていただけると嬉しいです！ (2月27日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
冴凪りつ(プロフ) - 続編待ってました!!これからの展開すごく気になります!!更新楽しみに待ってます！ (2月27日 21時) (レス) id: c52178a352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：早夜 | 作成日時：2024年2月26日 14時
