48話 ページ1
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今回、森然と梟谷のマネージャーが体育館準備を担当し、そのほかの人達は食堂で出来上がった料理を注ぎ分ける担当で分けられた。
次の日は交代で合宿中は回すことになっている。
前回の若葉対策である。
だが、この日は珍しく若葉は他のマネージャーが起きるまでぐっすりと寝ていた。
いつもなら早朝ロードワークです、なんて言って起きているのに。
「若葉さん、朝です！起きて〜」
『…あと、2時間だけ』
「それじゃあ練習始まっちゃいますよ〜、起きて〜」
『あと4時間…』
「延びた！？」
若葉を起こそうと頭元に屈んで声をかけていた谷地は困ったように清水の方に視線を向けた。
清水も困った顔をして、宮ノ下の方を向く。
宮ノ下も困った顔をして唸った。
「私、音駒の人に若葉ちゃんの起こし方聞いてくるね」
「ありがとう。その間も頑張ってみる」
そう言って部屋から去っていく宮ノ下の背を見送り、布団に包まる若葉に向き直った。
「若葉ちゃん、起きて。7時だよ。朝食の時間まであと少しだから、起きてくれないと困るかな」
「起きてくださーい！」
「若葉ちゃーん」
『りょかいでーす……』
起きる気配が全くない。
清水と谷地は顔を見合せて息を吐いた。
その頃、宮ノ下は体育館で自主練をしていた音駒に声をかけていた。
「若葉が起きない？いつもこの時間は起きてんだろ」
「そう。私達が起きたら布団は綺麗に畳まれてるし、ロードワークに行ったりしてて、いつもなら起きてるはずなんだけど今朝は起きなくて。さっきも仁花ちゃんが声をかけてくれたんだけど "あと2時間" とか言うし」
「んー、俺たちも若葉と知り合って二ヶ月くらいだしなぁ」
若葉のことを完全に把握してるわけではない。
知り合って間もないと言えば間もない間柄だ。
困ったように首の後ろに手を当てて答える黒尾にそっと孤爪が近づき声をかけた。
「…クロ、烏野のセッターなら若葉のことよく知ってそうだけど」
そう言って、烏野が練習している場所に目を向ける。
そこには黒髪の長身がまさに今、声をかけれますよ！というような休憩タイムに入っていた。
孤爪にサムズアップをし、黒尾は影山のところに宮ノ下を連れて行く。
急に近づいてきた音駒の主将におどろいた影山は何事かと、目を瞬かせた。
そして聞かれた。
「若葉の起こし方、わかる？」
「は…？」
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早夜(プロフ) - ナノハナさん» ありがとうございます！ぜひ追ってください…！あれ51話が2つありますね？？修正します！教えて下さりサンキューです！ (2月28日 15時) (
レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 続編ありがとうございます！！！！ずっと追わせていただきます！！！…51話が２つある事が気になっているんですが… (2月28日 15時) (レス) id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - 冴凪りつさん» ありがとうございます！ちょっと入れるはずのなかった話を入れてしまい、代表決定戦まで入るか心配になってきております。更新頑張りますね！楽しみにしていて下さい！！ (2月27日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
早夜(プロフ) - ふみさん» お待たせしてすみません！ガンガン更新する予定ですので楽しみに待っていただけると嬉しいです！ (2月27日 22時) (レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
冴凪りつ(プロフ) - 続編待ってました!!これからの展開すごく気になります!!更新楽しみに待ってます！ (2月27日 21時) (レス) id: c52178a352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：早夜 | 作成日時：2024年2月26日 14時
