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ハッと足を止めた。
ズボンのポケットに手を当てる。
『あちゃー、財布忘れた』
彼女の行く先は食堂。
ポケットには何故か財布がない。
『まいっか。腹減った〜』
そして、どうしてか財布を忘れたのに食堂へと向かっている。
お金が無いと食べれないことを知らないのだろうか。
それとも単純にアホなだけか、いやはや。
クールドジファイル+α
楽観的マイペースタイプ
六里 歩12月25日生まれ
19歳／大学生
160cm／米俵1俵−13kg
食堂に着いた歩はとりあえず食堂のオバチャンに話しかける。
『オバチャーン』
「歩ちゃん、今日はどうしたの？」
『財布忘れた』
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
オバチャンはニコリと笑って「じゃあ今日はお昼ご飯食べれないのねぇ」と無慈悲だった。
仕方なくその場を離れ、周りを見渡すと。
みっけ。
その背中に向かってポンッッと叩く。
『くーろーさーきっ！！久しぶりー』
「ｺﾞﾎﾞｯｯ、いきなり叩くな！！」
ラーメンを吹き出しそうになった友人を見て、1歩下がると黒崎は冷たい視線を向けてくる。
『ねぇ、お金持ってない？』
「嫌だ。お前に貸すとろくな事がない」
『えー、じゃあ君！』
「え……？」
歩は黒崎の向かい席で食べ終わったお盆を横に除け、スマホを触っていた男子にニコリと笑いかける。
センター分けの爽やかな男子だ。
『昼ご飯のないボクに慈悲をくれませんか…？？』
「えっと、財布、は？」
『ここに来る途中に忘れたことに気づいたけど、まぁいいかってなった』
「自業自得だろ」
『黒崎ぃ、そんな事言うなよ〜』
爽やか男子の視線に気づき、『あ、君名前は？ボクは六里歩です、よろしくね』と軽く手を挙げる。
その仕草に彼は思った。
「(スマート……！)い、一倉颯です」
『頼む、500円でいいから貸してくれ！』
腰を低めてパチンッと両手を合わせて目をギュッと瞑る姿はとてもスマートからはかけ離れている。
スンッ
「(なんか違った) 500円で大丈夫？」
『大丈夫！！ありがと、颯！！』
目をうるうるとさせ喜ぶ歩は、オレンジのメッシュが入った焦げ茶の髪をなびかせ、ルンルンと昼飯調達へ足を運んだ。
今日もドジる ページ1
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ズボンのポケットに手を当てる。
『あちゃー、財布忘れた』
彼女の行く先は食堂。
ポケットには何故か財布がない。
『まいっか。腹減った〜』
そして、どうしてか財布を忘れたのに食堂へと向かっている。
お金が無いと食べれないことを知らないのだろうか。
それとも単純にアホなだけか、いやはや。
クールドジファイル+α
楽観的マイペースタイプ
19歳／大学生
160cm／米俵1俵−13kg
食堂に着いた歩はとりあえず食堂のオバチャンに話しかける。
『オバチャーン』
「歩ちゃん、今日はどうしたの？」
『財布忘れた』
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
オバチャンはニコリと笑って「じゃあ今日はお昼ご飯食べれないのねぇ」と無慈悲だった。
仕方なくその場を離れ、周りを見渡すと。
みっけ。
その背中に向かってポンッッと叩く。
『くーろーさーきっ！！久しぶりー』
「ｺﾞﾎﾞｯｯ、いきなり叩くな！！」
ラーメンを吹き出しそうになった友人を見て、1歩下がると黒崎は冷たい視線を向けてくる。
『ねぇ、お金持ってない？』
「嫌だ。お前に貸すとろくな事がない」
『えー、じゃあ君！』
「え……？」
歩は黒崎の向かい席で食べ終わったお盆を横に除け、スマホを触っていた男子にニコリと笑いかける。
センター分けの爽やかな男子だ。
『昼ご飯のないボクに慈悲をくれませんか…？？』
「えっと、財布、は？」
『ここに来る途中に忘れたことに気づいたけど、まぁいいかってなった』
「自業自得だろ」
『黒崎ぃ、そんな事言うなよ〜』
爽やか男子の視線に気づき、『あ、君名前は？ボクは六里歩です、よろしくね』と軽く手を挙げる。
その仕草に彼は思った。
「(スマート……！)い、一倉颯です」
『頼む、500円でいいから貸してくれ！』
腰を低めてパチンッと両手を合わせて目をギュッと瞑る姿はとてもスマートからはかけ離れている。
スンッ
「(なんか違った) 500円で大丈夫？」
『大丈夫！！ありがと、颯！！』
目をうるうるとさせ喜ぶ歩は、オレンジのメッシュが入った焦げ茶の髪をなびかせ、ルンルンと昼飯調達へ足を運んだ。
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早夜(プロフ) - ぽすとさん» ありがとうございます。亀更新だとは思いますが頑張ります！ (2022年12月28日 12時) (
レス) id: f5ec9a9fb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽすと - 文字の色とかフォントとか工夫しててとてもいいです！！お話も面白いし…。これからも頑張ってください！ (2022年12月25日 22時) (レス) @page3 id: 8a2886ac53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：早夜 | 作成日時：2022年11月21日 7時
