ストーカー ページ11
いま僕は、土砂降りの中傘を刺さずに歩いている。
(本人自覚なし)
メンバーとのいざこざがあった訳でもない。
スタッフとのやり取りが上手くいかない訳でもない。
1週間くらい前からストーカーをされているのだ。
韓国に逃げようともした。今では大企業のビッヒさん。そこのPDさんが僕のお父さんと友達で
｢困ったことがあれば頼りなさい」
と言われてきた。
僕からすれば、好都合。でも、明後日には、コンサートの合同練習があるから出来ない。
これは僕の問題だ。
自分で解決しなければいけない。
ふと思ったのは、
週刊誌に1部撮られてメンバーに､､､いやいや、コロシたりしなければ正当防衛になるはずだ。
僕は悪くない。
もし世間が許してくれなかったら？
その時は、誰にも言わずにここから離れよう。
この地に戻ってくることのないように。
そんな時、後ろから声が。前から長身の人が傘を刺し、もうひとつの傘を持ち、こちらに歩いてくる。
??｢ねぇ！どうして私を避けるの？こんなにも好きで愛してるのに」
愛しているからなんだ。
他人の愛なんて要らない。うっすい愛情を貰っても、ただのゴミだとしか思わない。
その人に、抱き締められた。
正直いって､､､気持ちが悪い。
見知らぬ異性から
私はあいしてる､､､
なんて言われても分からない。
だって、会ったことがないのだから。
前にいた人は、立ち止まっていた。
『触らないでくれるかな。』
??｢なんで？」
『気持ち悪い。他人に抱きしめられて、しまいにはキスをされる。そんなに気持ちが悪いことはそうそう無い。』
??｢なんで､､､付き合ってたでしょ！？」
『だから何だ。もう他人ではないか。それに、僕はモテないのでね、告白なんて1度もされたことがない。だから付き合っているということは無い。君の勝手な妄想だね。』
??｢ふざけるな!!私がどんなに苦しい思いをしたのか知らないでしょ！」
その女はそう言って、首を絞めてきた。
､､､結構強かった。ゴリラみたいに(笑)
とりあえず、首絞めはダメだから
教えこまなきゃ。
どうするか､､､みぞおちを殴iる。
??｢いっ､､､イッタイ､､､」
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作者名：惡魔さん | 作成日時：2021年3月14日 15時
