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にっ（リコ視点） ページ3
私たちが向かった先は保護施設だった。
「殺人鬼はここで保護されているんだ」
(保護？)
いつもとは違う展開に少し話が読めない
「行くかー」
先生は正面玄関からゆっくり物音を立てずに侵入する。
私も後に続いて入る。
「確かこの部屋だよなー」
ドアに手をかけ扉を開けた。
中ではベッドで横たわり窓辺を向く少女がいた
(本当に女の子だ…)
ベッドの小さなふくらみに私はようやく納得した。
「君がソーインガーかい？」
先生が問いかける
しかし少女は返事をしない
先生は再度問いかける
「君が男女を…両親を殺したソーインガーかい？」
「っ？！」
先生の言葉に思わず目を見開く
しかし少女は何事もなかったかのように言った
「そうだよ」
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作者名：雪桜さとう | 作成日時：2020年1月19日 14時
