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我々は抱いた疑問を率直に彼女にぶつけた。
「うーん……誰かと一緒にご飯行くとか、食事の席とかそういう時は普通に食べますよ。
でも一人だと…気付いたら結局食べてない、みたいなのが多いかもしれないです。」
"1日何も食べない事もある？"
「……いや、決してそんな事は」
"ありそうですね笑"
突然バツが悪そうにメニューを見始めた姿は申し訳ないが子供の様でとても27歳には見えない。
「……たまーに、ですよほんとたまーに。
バレたら怒られるので、お腹空いてなくても秘密兵器を使ってなるべく食べる様にはしてます。
サボり癖が周りにももうバレてるので、優しい皆さんが気にかけてくれます笑。」
"ご飯に連れ出される、とかですか？"
「それもたまにありますけど、基本は皆家に来ます。」
"結城選手の家に？"
「はい。前もって"行くね"って言われる事が多いですけど
"ご飯作って！(伊語)"
っていきなり家に来ることもありますね。
後は、差し入れを頂くとかかな？」
"ご飯作って、とリクエストされるという事は結構料理されるんですか？"
「そう…ですね、少なくとも日本に居た時よりはしてるかな。
海外の食材って、日本のスーパーで見た事ない様な物が多かったりするんですけど、それを調理したり海外のもので和食……ん？日本食？を作るのが意外と楽しくて好きです。
一種のストレス発散ですね。」
"確かに日本に居たら、日本食に困る事はないですもんね笑。
日本食はやっぱり恋しくなる？"
「はい勿論笑、日本人ですからね。」
"ちなみに得意料理は？"
「え、なんだろ……ペペロンチーノとか？」
"日本食じゃないんだ笑"
「ほんとだ笑。すいません丁度昨日作ったばっかりだったから適当に答えちゃった笑。
…和風ペペロンチーノって事にしようかな。」
"ほんとにそれでいいですか？笑"
「……得意料理らしい料理は特になし、って事にします笑。」
この先のVTRにもあるが、
彼女の行動の一つ一つ、そして
人生の殆どの時間が
"バレーボール"という一つのスポーツに繋がっている。
けれど、食事に関してだけは意外だった。
人間らしい、と言われればそれまでだが
ー結城A ー
やはり、読めない。
"そして、結局食べないんですね笑。"
「……夜食べます。
なので出来れば、この事は内緒でお願いします笑。」
結城には申し訳ないが、こんな貴重なインタビュー映像を使わないという選択肢は我々になかった。
海の向こうの彼女が怒られていない事を願う。
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リエ(プロフ) - はじめまして。楽しく素敵な作品で一気読みしました。続きが気になるので、よろしければパスワードを教えていただきたいです。 (4月6日 7時) (
レス) @page50 id: 3e6db03f03 (このIDを非表示/違反報告)
ろん(プロフ) - 初めまして。とても惹かれる作品で一気読みしてしまいました！！！もし可能でしたら、続きのパスワードを教えていただきたく思います！お待ちしております。 (3月24日 23時) (レス) id: 4ab3d6e2fc (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 初めまして。とても素敵な作品で楽しく読まていただいております。続きが気になるのでよろしければ、パスワードを教えていただきたいです！よろしくお願いいたします。 (1月14日 13時) (レス) id: 0f292486a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虎鉄
| 作成日時：2019年10月27日 16時
