さぁ…みんなで…〝コロシアイ〟しましょう？ー第二章ー (ページ37)

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益々殺，してやりたい　芽良　選果ページ37

グランキル。それは(例外を除き)誰もが知っているであろうマフィア。

正直言って俺でも知ってる。と言うより、憧れてる。
今までグランキルに入ろうと、色々手段も考えたが、結局ダメだった。
マフィアの世界なんてそう近づける世界じゃ無い。そう諦めていた。
だが、まさかあの諏訪部大和がグランキルの3大幹部の一人なんて。
俺の思考の中には、もう興奮しかなかった。絶望などと言う言葉はもう思考の外だった。
逆に聞きたい。なぜ皆は絶望している？なぜ皆は諦めている？なぜ皆はあの人(大和)に恐怖心を覚えている？
グランキル？3大幹部？諏訪部大和？
こんなのもう。

そいつ(諏訪部大和)を殺，すしか無いだろ。

憧れの人を。手の届かないと思っていた人を。勝ち目がないと。相手にされないと諦めていたその人を。
今、殺，さなきゃいつ殺，すんだ。
今なら、この場所なら、
あの人を殺，すことができるかもしれないのだから。
戦うことができるのかもしれないのだから。
相手にされることあるかもしれないのだから。

俺が、グランキルの人間と関わることができる(・・・)のだから。

だがまぁ、普通に関われば普通にやられる。そんなのもう分かりきったことで、俺でも分かる。

だが、普通に56されるくらいなら。
逆に56してやればいいじゃないか。

普通なんてつまらない。俺は普通が一番嫌いなんだ。

『ハッ…ｱﾊｯ､アハハハハハハ‼』

気づけば俺は笑っていた。

「お、おぉ？どうした？遂に頭逝っちゃったかな？」

おいこらそこアヤメ黙れ引くなお前(情緒不安定)

というか殆どの奴らがドン引きな顔してんじゃねぇか。
え？何で？俺なんかおかしいこと言ってるか？
まぁいいや。

正常な方々(ただの馬鹿)にはこの気持ちはわからないだろうし。
この状況でご挨拶(宣戦布告)してもまぁ悪くはないだろう。

俺はゆっくりと一歩づつ、大和サンに近づいていった。

大和サンの目の前に来て偽りの笑顔を作り、手を差し出して一言。

『お会いできて光栄です、諏訪部大和サン。俺は芽良と言います。これからどうぞよろしくお願いいたします。』

「！………」

諏訪部大和は一瞬驚いたような顔をしてから、直ぐにまたいつもの表情に戻って、握手をして言った。

「うん、宜しく。」

まぁそもそも今から殺，す相手に挨拶をすること自体がおかしいとは思うけど。

そんなことはどうだっていい。

さて、殺，した後のﾀﾋ体はどこに飾ろうか。