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「っしゃ！次はタイマン勝負だぜ！」
前原が言うと、盛り上がり始める元３のＥメンバー。
「最初の相手は……あしどみな？」
「女の子かぁ……」
「岡島ァァ！！」
「いって！！！まだなんもしてねぇだろ！！？」
「〔まだ〕ってなんだゴラァ！！」
いつものような会話を聞き流し、いきなり顔を顰めるカルマ。
「どうしたの、カルマくん」
「いやぁ……カルナのクラスに、ちょっとあいつがいて、ね。」
「誰？」
「……＿___＿。」
「なんで？あの障害物競走で、＿位だった子だよね？」
「そ。1回さ、アイツの親が来たことあるんだよね。その時に＿＿＿＿＿＿って言われたから、(自主規制)しようかと思った。」
「物騒！！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿_
【キュートな見た目に騙されるな！！腹黒毒舌元不良、赤羽薙渚！！！】
『どういうこと？？？』
その時のカルナの顔は、ものすごく笑顔だったと言う。
初めの合図とともに、芦戸は酸を出してくる。
そこでカルナは、ある方法を思いついた。
『……＿＿＿＿_』
一瞬の出来事だった。
風が吹き、葉が少し揺れるほど。
その瞬間に、芦戸の首には手が突き出されていた。
手を銃の形にし、芦戸の首に当てている当の本人は、妖しく笑ってこういった。
『
ペロ、と舌を出しウィンクした彼女をぼーっと見つめていた。
しかし数秒後、彼女は自らが場外に出て負けていることに気がついた。
「え、なんで！？」
『種のトリックは明かさないんだよ〜。』
可愛げに笑うカルナには、到底かなわないと芦戸は思った。
ただ、苦笑いをするしかなかったのだ。
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作者名：れもんぱん | 作成日時：2019年2月12日 1時
