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Youside
私が進んでいると、後ろからは爆音が。
『地雷！？』
「いや……」
『み、どりや』
頭の中が真っ白になって、"勝たなければ"という気持ちが支配していく。
夢中に走った。
けど、それでも勝てなくて。
【赤羽薙渚 4位】
無慈悲なアナウンスが聞こえた。
1位でなければ、何も出来ない。
そんな馬鹿なことを考えてた。
今の私は、認めてもらうことしか眼中になかったから。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
騎馬戦。
獲物を狙うような目が、緑谷をみつめる。
いや、睨むの方が正しいか。
彼は案の定チームを組めていない。
「赤羽」
『……チームだよね。
うん、いいよ！組もうか、
轟焦凍くん。』
結果だけ言えば、1位。
彼は選別な人選びで、圧倒的な作戦。
1位でなければおかしいと思った。
それでも、何故かわからないけどイラついた。
だから、壁を殴り付ける。
ドゴッという鈍い音がした。
『……なんでだよッ!!』
「……赤羽？」
『っぁ……轟、どうしたの？』
「いや、たまたま通りがかっただけだ。」
『そうなんだ。さっきはありがとうね！轟のおかげで勝てた。それじゃ、次の試合も頑張ろう！』
「ッ」
＿＿＿＿＿＿＿_
瞬間、轟は何かに押しつぶされそうになった。
そして、カルナに対して、2度目の恐怖を覚えた。
カルナは何を気にせずに歩いていった。
その目には、いつものような無邪気さはなく、かといって前のような悪戯心のある目ではない。
.
殺す気でやってやる.
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作者名：れもんぱん | 作成日時：2019年2月12日 1時
