今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:19,554 hit
小｜中｜大
目指す14 ページ15
俺は双子。
双子の兄で、妹はとても可愛らしかった
名前は薙渚。
『兄さん』
そう、呼ばれていた。
見た目はほぼ同じで、見分ける方法は［眼］だった
右眼だけが違った。
なぜか、彼女の右眼だけは宝石のような眼をしてた
スカイブルーの眼をしていて、とても綺麗だった。
けど、小学生の時。
ある日を境に変わってしまった。
どうしてかは分からないけど、眼は髪で隠すようにした。
性格は、俺みたいになった。
喧嘩も、すごく強くなった。
話し方も似るようになった。
1年間、ほぼ家にいない両親が帰ってきた時に相談したことがあった。
帰ってきた答えは、
「思春期だからじゃない？」
これだけだった。
たまに聞こえてた。
カルナの部屋で、泣き声が聞こえるのが。
ただ、声をかけてはいけない気がして、ずっとドアの外から見守ってた。
『カルマ』
ねえ、カルナ。
今のカルナだって、大好きだよ。
それでも、もう一度……
その綺麗な右眼を、見せて欲しい。
俺を、両親を魅了した素敵な目で。
そして、こういって欲しい
『兄さん！』
「カルナ〜、煮オレシリーズ新しいの出たらしいよ」
『ホント？どんなやつ？』
絶対に、他の誰にも渡さないから。
彼氏なんて作られたら、泣くよ？
「カルナは俺の生きがいだよ。シスコン？何それ」
シスコンなんて言われてもいい。
俺は、カルナが笑ってくれたなら何でもいいよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんぱん | 作成日時：2019年2月12日 1時
