【刀剣乱舞】刀剣女士に転生したら顕現した瞬間に推しに殴られて刀突きつけられました。

走り書きの紙切れ ページ31

もやもやした気持ちを抱えたまま眠り、朝が来た。

四日目の朝。政府の調査まで、あと二十日。

ほとんどの短刀や脇差、半分の打刀を味方につけられたが、その反面、謎も増えた。

まあ、謎に関しては、私自身の問題であって、調査には無関係なのだけれども。


とりあえず内番着に着替え、今後について考えた。

昨日までで味方になったのは、未入手の謙信と日向を除く短刀十七振り、同じく未入手の篭手切江を除く脇差六振り、打刀八振り。

合計、三十一振りか。

約半分。それなりに何か出来そうな人数ではあるが……

「蝮」

突然、長谷部に呼ばれた。

「どうかした？」

長谷部の方へ歩いていくと、何か紙切れを渡された。

「読んでおけ」

それだけ言うと、長谷部は行ってしまった。

戦闘服だったし、出陣か何かだろう。

そういえば、宗三も不動もいない。

嫌な予感がする。

急いで紙を開いた。

「うわっ……」

あまりの悪筆に、思わず声を漏らした。

相当焦って、しかも不安定な場所で書いたのか、墨が所々滲んだり掠れたりしていた。

ひとまず、内容に目を通す。


嫌な予感が、的中した。

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