続・兎球団の通訳さん (ページ12)

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嫉妬する由伸さんページ12

・(時系列無視)

今日は久しぶりの出張でホークスに来ている私はグランドでストレッチをしている巨さんとお喋りしている

東浜『今年の春季キャンプで紅芋タルト何個買ったの』

｢聞きます？笑でも抑えましたよ？まぁ10箱ほど｣

東浜『それ抑えたって言わないからね？2桁行ってるから笑笑』

会話の内容は私の大好きな沖縄の定番土産、紅芋タルトを春季キャンプの時に何個買ったか

いや、平和すぎませんか？笑

｢紅芋タルトが美味しいのがいけないんです〜｣

東浜『1人で食べちゃうのに細いよね』

｢食べた分必死に運動してますので笑笑｣

東浜『ドヤってされても笑笑』

ついつい平和すぎる会話に夢中になる

由伸『随分楽しそうですね巨さん』

東浜『由伸』

急に私の後ろから聞こえた平和からかけ離れた低い声

ストレッチ中の巨さんが声の主である由伸を見上げる

私はあえて後ろを見なかった

東浜『…俺は別に取らないから』

由伸『分かってますよそのくらい笑』

・

東浜『嫉妬深いのも程々にしないと(人1)が離れてくよ？』

ストレッチを終えた巨さんが由伸に何かを伝え立ち去った

由伸『(人1)』

由伸『…ごめん、あまりにも楽しそうで嫉妬した』

名前を呼ばれ少し身構えたけど由伸から言われた言葉は予想とは違いびっくり

でも私も悪かったな

｢ううん、こちらこそごめんなさい｣