【男主】俺を楽しませてよ【ヒロアカ】 (ページ5)

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【拍子抜け】ページ5

「アイツ、何モンだ…！」

「開始から2分でもう敵ポイント40を超えてるぞ！」

雄英高校入学実技試験会場Cグループでは一人の人間の圧倒的強さに周りの戦意は消失されつつあった。
遅れてスタートしたAは近くにあるビルを爆発させた。その爆発に吸い寄せられたかのようにやって来る敵を瞬間的に破壊していく。

手で触ることも無く粉々に砕けていく敵を見てほかの受験者は無意識のうちにAを格上だと位置づけ動けずにいた。

「あー、つまんない何で君達呆然と見てるだけな訳？これじゃこの会場のポイント全部俺だけのになっちゃうよ？」

Aの一言に怯みながら、蜘蛛の子を散らす様にポイントを取りに行く受験者達を見て思わず舌打ちをしてしまうA。
残り時間も半分になってきた頃にはAのポイントは60を超えていた……。

【君は合格だ！！！！！】

入試試験を終えてから1週間後、自宅に雄英高校からの合格通知が届く。
中にはバーチャル映像投影機が入っており、映像には平和の象徴、ナチュナルボーンヒーローのオールマイトが映っており俺の合格を伝える。
まぁ、合格できるラインに調節してたからな特に驚きも喜びもしない。

しかし、あのオールマイトが雄英の教師になるなんてな、想像もしなかった。

淡々とこれからの流れの説明を受け、投影を終えた機械を掌で握り潰す。
掌でバチバチと火花が散るがそんな事どうでもいい、オールマイト、雄英、あぁ、楽しみだ…！！

コスチュームはどんなのにしようかな……。
前のデザインが気に入ってたけど同じのにしたら面倒くさそうだからな、

ある程度個性に合わせたデザインにしないとな、それにしても入試の時のあの地味目の彼は受かったのかな……。