【ヒロアカ】1-A副担任は天使様！？【男主】 (ページ8)

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難しいページ8

「んもー、そんな事言って今年と生徒のハートをゲットしたんじゃないの～？」

「ぐぇ、いきなり抱き着かないでほしいんですけどミッドナイトさん」

消太さんと話をしていると後から同じ教員で、ヒーローの先輩であるミッドナイトさんが抱き着いてきた。
女性がむやみに男に抱き着くもんじゃねぇぞ…、ミッドナイトさん、

「そうですよ、Aが困ってますよ」

「何、イレイザー嫉妬～？」

もう勝手にしてくれとため息を吐くと助け舟を出してくれた消太さんにニヤニヤとしながら胸を押し付けてくるミッドナイトさん、もうカオスだな。
そういや明日も俺の授業あるんだよな、何を教えようかな、謝罪会見？まだ早いか、登場の決め台詞？んー、ヒーローネームも決まってないのに、決め台詞なんて言われても困るよな、
俺が学生の時授業何習ってたんだっけ、真面目に聞いとくんだった……。

「あんまり考え過ぎるなよ、お前はちゃんと教師やれてんだから」

「そうそう、去年の卒業生もA君の授業好きって言ってたし自信持ちなさいよー？」

ヒーローとしても教師としてもまだまだ未熟な俺を先生と思ってくれている生徒達には本当に感謝している、
消太さんとミッドナイトさんに軽く頭を下げてフラフラと廊下を歩いていく、少し頭を冷やそう…。

「あ、白羽少年！」

「お久しぶりですオールマイトさん、って俺はもう少年じゃないですよ」

特にアテもなく廊下を歩いていくと黄色いスーツを身にまとったらほねぼねしい男、この人はかの有名な平和の象徴・オールマイトで訳あってこの姿だ。
No.1ヒーローである彼とは俺が雄英にいた頃から顔見知りでプロデビューを果たしてから何度が仕事を一緒にしたこともある。しかしオールマイトさんは何度言っても俺を白羽少年と呼ぶ、もう少年って年じゃないんだけどな…、

「まあいいじゃないか！それより今日から1-A副担任なんだって？どうだい1-Aの有精卵たちは」

「ヒーローとして見込みがある奴等ばっかりで今後の成長に期待ってとこですね」

近くの応接室で話をしようと誘われ付いていくと、オールマイトさんがお茶を淹れてくれた、うま。
俺と同じ様にヒーロー基礎学の担当のオールマイトさんがA組の様子を聞くと嬉しそうな顔をした。

「そうだろうそうだろう、中でも緑谷少年はきっと立派なヒーローになれると思うんだが」

ほう、つまりオールマイトさんは緑谷の事を気にかけているということか。