【ヒロアカ】1-A副担任は天使様！？【男主】 (ページ15)

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【平和の象徴】ページ15

「本っ当かっこいいぜイレイザーヘッド」

俺の頭から手が離れた感覚がし恐る恐る振り返ると血だらけになりながらも男の個性を消している消太さんがいた。
そして肉だるまに顔を地面へと押し付けられた。

「消太さん！！！っ待て！！緑谷！！」

消太さんの名前を呼ぶが反応がない、気を失っているだけならかいいのだが…、
羽根に収まっていた筈の緑谷が抜け出し手だらけの男に殴り掛かる、消太さんの個性が切れた今緑谷が掴まれたら一貫の終わりだ！！

「手っ……放せぇ！！」

「脳無」

「SMASSH！！！！！！！！」

大きく振りかぶった緑谷の拳は凄まじい風を起こし、その威力が半端ではないというのが分かった、だが、なんだ、気配が増えた…？
緑谷の拳の風圧により巻き上がった土煙が晴れると緑谷の右拳は肉だるまの腹に触れていた。
あれ程の威力の拳を受けて微動だにしないって…、それよりもまずい！！！

「いい動きをするなぁ… スマッシュって……オールマイトのフォロワーかい？

まぁいいや君」

「緑谷！！！」

男の合図と同時に肉だるまが緑谷の腕を掴もうとする、それを避けるために俺も緑谷へ手を伸ばす、
だが、蛙吹が舌を伸ばし緑谷を助けようとしている所を男が峰田、蛙吹を掴もうと手を伸ばす、
羽根を広げて二人を庇いながら緑谷を助けようと手を伸ばす、男の手がすぐ近くに感じた、

俺なんかどうなってもいい、でも生徒だけは助けないと！！！

バァン！！！

「もう大丈夫

私が来た」

大きな音の方向をゆっくりと見るとそこには平和の象徴・オールマイトさんがいた。
ゆっくりと歩みを進めるその姿からはただならぬ威圧感、そして存在感を放つ。
その場にいた全員がオールマイトさんを見つめる、

「待ったよヒーロー社会のゴミめ」

「緑谷！」

ゆらりと立ち上がりオールマイトさんを見つめる男と肉だるまの隙をつき緑谷の手を掴み羽根の中へ入れる。
ぎゅっと強く羽根で包む、羽根の中にいる三人はオールマイトの登場に目を見開いて動かない。

俺も少なからずオールマイトさんの登場に安心感を感じ、緩みそうになる涙腺を唇を噛み締め耐える。
そして左の脇腹に鈍い痛みを感じ手を当てると、手のひらには赤い血が着いていた。
いつの間にか敵の攻撃を受けていたようだ、緊張感のあまりに攻撃されていたことに気付かなかった、って訳か…。