九時間目 ページ10
話を聞いているとアイツ個性を使いこなせないみたいでまるで俺と同じみたいだと思ってしまった、って何考えてんだ俺、普通に考えて後付の個性なんて俺以外いないだろ。
そんな事考えている間に二回目を投げていた、記録はさっきとは比べ物にならない程遠くまで飛んでいた、「まだやれます」と苦しそうな笑顔を見てオールマイトに似ていると思った。俺なんかよりも強い個性、ヒーロー向きの個性、この時俺は恥ずかしい事にアイツの個性に嫉妬をしていた、
周りがアイツ個性を記録に騒然となる中何故かガチ切れで突っ込んでいくDQNを捕縛する相澤先生(イレイザー・ヘッド)を見て俺も捕縛されたいと密かに思って今のは秘密だ！
そして体力テストの結果発表は俺は一位だった、よっしゃ除籍回避！と思ったらまさかの除籍はウソだった、開いた口が塞がらないってこういうこと言うんだな…。
突然の体力テストに疲労しきった皆が教室へ帰る中アイツだけは保健室へと向かっていた、残念 声かけようと思ったのに……。
「A、お前すげえな」
「ありがとう、でも焦凍も成績良かったじゃん」
体力テストを終えて教室へ帰る途中右肩をポンと叩いてきた焦凍と話をしながら歩く。
俺よりも背の高い焦凍と話すと自然に俺が上を向く事になるのが少しムカつくけど、良い奴なんだよな、焦凍。
「A、お前か嫌じゃなければ連絡先交換しないか？」
「やった、俺も交換したかったんだよ！」
明日から本格的に学校が始まるからかクラスの皆は疲労感を滲ませながら早々と帰っていく中焦凍と連絡先を交換した。
実を言うと俺は中学の時にあまり仲のいい奴が居なかったから入学初日で友達が出来たことに感動していた。
焦凍と雑誌をしながら家に帰る、途中で帰る方向が違うから焦凍とわかれた。
そういえば帰ったら知崎さんに連絡しなきゃなと思っているとスマホがブーブーっとバイブが鳴った。
取り出すとディスプレイには【轟 焦凍】と書かれていた、メッセージが来たらしい。
【A これからよろしくな】
と一言書いてありつい口元が緩んでいた。
焦凍と話している時にお互い中学に親しい友人が居なかったという内容になり、それを思い出しながら焦凍はどんな気持ちで一言送ってきたのだろうかと思うとますます口元が緩む。
何だよ、よろしくなって、こっちこそよろしくだよ！！
『どうだった、雄英は』
久し振りでもない知崎さんの声に懐かしさを感じながら今日の出来事を話していく。
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瑠七 - 作中のオーバーホールの字間違えてますよ^^* 知崎ではなく、こちらの治崎ですよ^^ (2018年4月19日 0時) (
レス) id: f4e3790bf6 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - わららさん» コメントありがとうございます！私も知崎さんが好きでして…(つω`*) 面白いだなんてありがとうございます、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月18日 16時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 赤月さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月18日 16時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
わらら - 治崎さんが好きなのでうれしいです！ 面白い！楽しみにしてます (2018年2月17日 13時) (レス) id: 3c8a2f8e50 (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 続きを楽しみにしてます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 699f0f5fb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年12月23日 0時
