二時間目 ページ3
郵便物が届いてないか聞こうと思ったけど、今殆ど出払ってるみたいで分からないらしいし、治崎さんの仕事の邪魔はいけないな。
そうだ今日のヒーローニュースの続きでも見よう。
「…、治崎さーん、仕事はいいんすか？」
「息抜きだ…」
俺がソファに腰掛けていると治崎さんが俺を抱え込むかのように俺の後ろに座る。
そして、俺の腰辺りで手を握っているので実質抱き締められているのだ。
治崎さんはかなりの潔癖症で手に手袋、マスクをしていて他人に触れられるとじんましんが出るのだが不思議と俺は平気なのだそう(´･∀･｀)
それで時折俺に抱き着いては勝手に充電をしてはなれていく、まるで猫みたいだな！
「そういえば、お前宛てに郵便物が来てたぞ」
「どこからですかー？」
「確か、雄英」
「え！」
俺の背中に頭をぐりぐりと押し付けながら世間話のように伝えられた内容に驚きも思わず立ち上がる。
治崎さんも少し驚いていたがそれどころではない、雄英からの郵便物は絶対に合否だ！！
「あーー、落ちてたらどうしよう！
その場合はほかのヒーロー科のある学校を受けるか、でも、落ちてたらへこむ！」
「……、お前なら受かってるだろ
そんなに心配することないと思うが」
ソファから立ち上がったままブツブツと独り言をいう俺の制服の裾を掴んで、じーと俺を見つめてくる治崎さんの一言に少し胸が軽くなった気がした。
「だが、何でヒーロー何だか おまけに雄英って、個性に依存した病人の巣窟に行くなんて俺は反対したのに…」
マスクのせいで表情は分かりにくいが声のトーンからして拗ねているな、治崎さん。
幼い俺を弟のように可愛がってくれた治崎さんは、どうも俺のことが心配でたまらないらしい。
クロノさん曰く子離れのできない親だとのこと(´･∀･`)
「確かにこの世界は個性に深く依存している人達が多いけど、ヒーローは俺の昔からの夢だから……」
すみません治崎さんと頭を撫でると、拒否をされると思ったが目を細め手に擦り寄ってくる、今日はやけに甘えたがりだな、治崎さん。
治崎さんの仕事用のデスクの引き出しを開くと中には俺の名前が書かれた一枚の封筒があり、中を開けると丸い小さな機械が出てきた。
【私が投影された！！！】
「うぉ、オールマイトだ！」
小さな機械が映像を写し出すとそこには伝説のヒーローであり平和の象徴である、オールマイトがいた。
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瑠七 - 作中のオーバーホールの字間違えてますよ^^* 知崎ではなく、こちらの治崎ですよ^^ (2018年4月19日 0時) (
レス) id: f4e3790bf6 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - わららさん» コメントありがとうございます！私も知崎さんが好きでして…(つω`*) 面白いだなんてありがとうございます、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月18日 16時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 赤月さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません、これからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月18日 16時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
わらら - 治崎さんが好きなのでうれしいです！ 面白い！楽しみにしてます (2018年2月17日 13時) (レス) id: 3c8a2f8e50 (このIDを非表示/違反報告)
赤月 - 続きを楽しみにしてます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 699f0f5fb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年12月23日 0時
