【46】 ページ46
【暴力表現注意！！】
薄い緑の巾着は血で所々赤くなっていた。
膝丸がいなくなる訳がない、これじゃ約束が違うじゃないか、どこにいるんだい、膝丸…。
あぁ、そうか まだ資材が足りないのかな、それともレア刀を増やさなきゃダメなのかな、まだダメだから膝丸に会わせてもらえないのか…。
審神者の部屋に戻ると芋虫のように床を這う嘘つきの背に馬乗りをし、首を強く絞める。
苦しみにもだえる妖は僕の手を懸命に外そうとするが当然そんなこと不可能だ、いつの間にか泡を吹いて倒れた妖の背の傷に僕の刀を突き立てる、グリグリとすると赤い赤い液体を泣かす、妖のクセに血は赤いんだ…。
あ、こんなので遊んでいる場合じゃないや、早く出陣しなきゃアイツに怒られちゃう。
膝丸、膝丸、大丈夫だよ、お兄ちゃんがあの鬼も退治するから何も怖がることは無いよ、だから早く出ておいで
早く兄にお前の姿を見せておくれ……。
「っ、髭切！！！」
髭切の名を呼び起き上がると俺は布団の上にいた、先程見ていたのは髭切の記憶…、髭切の記憶を思い出すととてつもない吐き気に襲われ口元を押さえる、胃には何もないから吐きはしなかった。
ギシギシと廊下から誰かの足音がする……。
「ぁ、主さん！！」
スーッと開かれた障子から乱が顔を出し、俺を見るなり抱き着いてきた。
俺の足元に顔を埋めて肩を震わせていた、強く布団を握り締める手は血の気が引き青くなっている、きれいな手が台無しだぞと言いながら俺よりも小さい手を握る。
「乱あまり騒ぐなって、」
「主殿が起きてしまう…、主殿！」
乱の頭をぽんぽん優しく撫でていると薬研と一期が湯の入った桶とタオルを持って入ってきた。
俺を見た二人は目を見開いてその場に停止していた。
「あー、薬研、一期 おはよぐふぅう！」
何か言わねばと思い片手をあげて挨拶をしたら一期に怪我をしている背中を思い切り殴られた、痛い……！！
ちょ、一期さん 目が笑ってませんよ！
「いてて、俺けが人……」
「お黙りなさい、皆がどれだけ心配したと思ってるんですか！丸三日も眠っていたのですよ！」
「え、三日も？」
薬研が言うにはあの日、俺がいない事を心配した薬研達が本丸を捜索してる途中にボロボロの清光を連れた安定が泣きながら俺を助けてくれと言い、蔵の場所に行くと背中から血を流した俺が刀になった髭切を抱えて倒れていたらしい。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
