【15】 ページ15
「A君、でいいのかな？」
「お前は…」
俺は小夜左文字、今剣の手入れを終えて疲れたから部屋の外に出ると急に声を掛けられた
声の主は、いい感じに整えられた黒髪に、右眼を覆う眼帯 太刀の燭台切光忠だ
「俺になにか用か？」
「用って言う訳じゃないんだけどさ、今から夕餉を作ろうかと思うんだけど何がいいかと思ってさ、」
苦笑いを浮かべながら頬をかく燭台切の顔や手に擦り傷が多く見受けられた こいつも手当しなきゃな
「お前怪我してるだろ、夕飯なんか作ると怪我に支障が出るだろ」
「で、でも」
「だからお前の代わりに俺が作る お前は俺の監視として付いてこい」
燭台切は一瞬驚いた顔をしたがすぐ様嬉しそうな笑顔を浮かべながら俺を厨へと案内をしてくれた
「あの、A君は料理作れるのかい？」
「あぁ、卵焼きくらいなら作れる」
正直に言うと俺は料理をあまりしたことが無い。
燭台切はそんなまさか！と言いたげな顔をしている おい、やめろ
「すまない燭台切、作り方を教えてくれると助かる」
「僕もお手伝いって形でいいなら、」
俺は燭台切に教わりながら着々と料理を完成させていく
今日のメニューは、消化のいいうどん にほうれん草のおひたし、肉じゃがだ
燭台切は伊達政宗の刀であり 、彼は料理が得意であったため自分も得意だと語った
だが、この本丸で審神者がいる時には料理を作る事も食べる事もなかったそうだ
審神者は己の分しか用意しなかった
こうして審神者が居なくなり、最近料理を作るようになったと……
「うん、格好良く料理が出来たね」
燭台切は完成した料理を満足気に眺める
結局殆ど燭台切が、やった……
「おいしそうなにおいがしますね！」
「主、運ぶのをお手伝い致します」
今剣や長谷部が厨に現れ、夕餉の物を運んでくれた
燭台切は俺の服の裾を掴んできて、
「A君、いや主君、君が迷惑でなければまた一緒に料理を作って欲しいな」
「おう、明日の朝餉も一緒に作ろうな！」
俺より少し大きい燭台切の頭をワシャワシャと撫でた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
