女優とFBIと公安と

14話 ページ14

コ｢え！？Aさんに会ったの！？｣

赤｢あぁ

煙草を買いにでた時にな

公安の奴らにストーカーされていたよ｣

コ｢公安がｯ！

…やっぱりAさんは…｣

赤｢安室くん…

彼はどういうつもりか分からんが汚い手を使ってでも彼女を手中に入れようとしている

あまり野放しにしているとヤツの手に堕ちる
それが公安ならまだしも組織の方かもしれん｣

コ｢…本当に彼女がただの女優さんなら今すぐ助けないとだけど、あれが全て演技で組織からの逆スパイだったとしたら…

赤井さんは彼女が…組織の仲間だと思う？｣

赤｢思わないと言えば嘘になる｣

コ｢…だよね｣

赤｢どちらにしろ 彼女について詳しく調べてみる必要がありそうだ｣

コ｢うん！よろしくね！

僕もやれる事はやってみるから｣

赤｢気を抜くなよ、ボウヤ

彼女は女優

人を欺くなど造作もないという事だ｣

コ｢…うん｣





超演技派の赤羽A…



確かこの間のテレビで



幼い頃から子役として活躍してたって…



なのに何でネットには



彼女の過去の情報がひとつも無いんだｯ



……情報が操作されているとしか思えない




待てよ、



彼女が子役の時代なら…





｢もしもし〜 久しぶりねぇ

新ちゃん！｣

コ｢母さん！ちょっと聞きてぇ事があんだけど｣

有｢ん〜？なにぃ？｣

コ｢赤羽Aって女優知ってるか？｣

有｢えぇ！もちろんよ！


なんせ次世代のアタシって言われてんだから〜｣

コ｢じゃなくて！


子役時代の事だよ！｣

有｢あら 新ちゃん覚えてないの？10年前くらいかな？

家に来たことあったんだけど｣

コ｢えっ！？｣

有｢まぁでも彼女 その当時は日本語が話せなくって新ちゃんとはお話出来なかったけどね〜｣

コ｢彼女…Aさんって日本育ちじゃねぇのか！？｣

有｢えぇ そうよ

シャロンにとても懐いてたからその繋がりであたしとも仲良くなったのよ！｣

コ｢…って事は昔からベルモットと繋がってた訳か｣

有｢そうは言っても

Aとシャロンが初めて共演したのは
彼女がほんの5歳の時よ？｣

コ｢ありがとな！母さん！｣





彼女がアメリカ出身なら公安よりFBIの方が



早く彼女の身元を洗い出せるかもしれない！！





とりあえずこの事を赤井さんに！

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