女優とFBIと公安と

12話 ページ12

監｢カット！！

流石 Aちゃんだね！

撮影はスムーズに進むし華はあるし
最高だね〜｣

『ありがとうございますっ！』

ﾏﾈ｢お疲れさん！

あ、事務所から電話だ
先控え室で待ってて｣

『はーい』

桜｢Aちゃん お疲れ！
相変わらず監督にベタ惚れされてるね｣

『お疲れ様です！桜さん！
嬉しい限りです！これからも頑張ります！』

桜｢良かったらこれから2人でご飯でもどう？

良いイタリアンの店知ってるんだけど｣

『あー… ごめんなさい！

今日はこの後用事があるんです』

桜｢そっか、仕方ないね

じゃあまた明日｣

『はい！』

ﾏﾈ｢良かった良かった…

人気俳優と2人で飯なんて大スキャンダル！

危ない危ない…｣

『…もう電話終わったの？』

ﾏﾈ｢まーな！ほら、用事あるんだろ

早く帰るぞ｣

『はいはーい』







・


・


・


ﾏﾈ｢それにしても あのクリス・ヴィンヤードと親友なんて流石赤羽Aだな｣

『なにそれ 皮肉？』

ﾏﾈ｢まさか

銀幕のスターと親友！これいいな！

ちょっとパパラッチされて来い！｣

『珍し〜いつもは口うるさく言ってくんのに！』

ﾏﾈ｢イメージアップになる事はいいんだよ！



ん？あの車じゃないか？
超高級車…｣

『うん！そう、


じゃあまた明日ね〜』

ﾏﾈ｢ほーい｣









『お待たせ！クリス』

ベ｢早く乗って｣

ｶﾞﾁｬﾝ

『え？』



ベ｢ちょっと付けられちゃって…｣

『嘘！ちょうど今マネージャーとパパラッチの話してたの！クリスとなら撮られてもいいって！』



ベ｢……パパラッチね…







ﾁｯ


少しの間黙ってなさい


舌噛むわよ｣


『…え？？




ぎゃぁあああ！！！』









『はぁーー死ぬかと思った』

ベ｢ごめんなさいね

少し熱くなっちゃって｣

『何なのあのカーチェイスは…！！

撮影じゃないんだからｯ』

ベ｢そんな事ないわ

女優はいかなる時でも女優でしょ？｣

『そう言うことじゃなくて…
パパラッチじゃないなら誰よ、さっきのヤツら』

ベ｢熱狂的な私のファンよ

国だって超えて追いかけてくるんだから｣

『それは…凄いね…私狙われるかも…』

ベ｢…大丈夫

貴方に危害が加わりそうなら私が守ってあげるわ｣

『…うん

ありがとう クリス』ｷﾞｭｯ

ベ｢…ﾁｭｯ 可愛い子…｣

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