女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~ (ページ48)

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48、青空と虹の下でページ48

翌日６人は廃病院前に集まっていた。

奈「また幽霊が何かしないかな…怖いよ」

心「大丈夫！」

奈「てか何で今日にしたの？」

沙「今日が、大火事があった日なんです」

彩「ほら、こんなに花束が置いてあるじゃん」

彩乃の言う通り。今日は花束が沢山置いてあった。

優「よし！置こう！」

妹「ここら辺で良いかな？」

彩「ここね。」

妹「じゃあお姉ちゃん！代表でお願い！」

沙「うん！」

６人はしゃがんで、花束を置いた。

そして、手を合わせた。

1分くらい、ずっと手を合わせた。

1分後……

沙「おじいちゃん､もう私達、邪魔はしないから、ゆっくり寝れるよ。」

妹「ごめんね。邪魔したよね。」

彩「安らかに眠ってください。」

奈「あ！見て見て！虹だよ！すっごく大きい」

沙「きっと、おじいちゃんが微笑んでいるのよ」

妹「いつもなら少し怖いおじいちゃんが？」

彩「安心しているのよ。きっと。」

沙「私には聞こえる。『沙良達が言うなら信じる。何も考えず、安らかに眠るね』って聞こえるよ。」

奈「あ、ねぇねぇ、この前の花壇行きましょ！そこで写真撮ろっ！」

彩「行こ行こ！」

〜星文総合病院､花壇〜

奈「此処で良いね！」

そこは、奈月が入院していた時、外で笑いあった所だった。

彩「うん！」

優「すいません！写真撮ってくれますか？」

女性「良いよ。並んで」

女性「はい。チーズ！」

パシャ

優「ありがとうございます！」

女性「どうしたしまして。」

心「ねぇ、星文公園行こ！近いし！」

全「行こ！」

皆は、星文公園まで、満面の笑みで行った。

青空と、輝く虹の下で＿＿＿＿＿＿＿

ＥＮＤ