女子探検物語 ~絶望と悲しみに溢れている廃病院~ (ページ35)

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35、階段の踊り場の声ページ35

〜星文廃病院、南階段５階踊り場〜

彩「此処は南階段って所なの？」

奈「そうだよ。他にも北階段、西階段、東階段、そして中央階段があるのよ。」

心「いっぱい階段があるんだね」

優「ちなみに、この病院は、地下3階から地上8階まであるんだよね。」

妹「凄いね！この病院！」

沙「そうだね。」

彩「踊り場って何か起こるの？」

奈「さぁ？」

沙「分かんないです……」

心「あ、沙良ちゃん！！」

沙「何でしょうか……？」

心「沙良ちゃんって敬語でしょ？私達にもさ、沙緒ちゃんみたいにタメ口で喋りなよ！」

沙「で、でも…」

奈「気にしないで！逆にタメ口の方が良いよ！」

彩「あ、あと呼び捨てね！」

沙「分かったよ。」

優「お、良いね」

沙「そう？優愛……？」

彩「こっちの方があってる〜！！」

？「沙良……、沙緒……」

奈「この声……何？」

妹「お姉ちゃん、この声」

沙「えぇ、おじいちゃんね。」

？「今すぐ此処を出ろ。沙良と沙緒だけな。」

沙「何で私達だけ？どうでもいいでしょ？」

沙良と沙緒のおじいちゃんは自分勝手。

(お＝おじいちゃん)

お「うるさい。黙りなさい。」

妹「なんでよ！」

お「良いだろう。好きにするが良い!その代わり、痛い目に遭っても知らんぞ。」

妹「ふん！」

おじいちゃんの声は聞こえなくなった。

奈「平気？」

沙「大丈夫。それより次どこ行く？」

優「倉庫は？」

彩「いいね！よし！行こ！」

急に聞こえたおじいちゃんの声。一体痛い目とはどういうものなのか……後に分かるだろう。

第36話へ続く。