検索窓
今日:6 hit、昨日:14 hit、合計:4,597 hit

過去のしおり1 松浦匡希編 ページ6

俺はあの日、俺はみんなを殺した




1月22日



肌寒い日だった



その日は俺の誕生日だった。



このときの俺は虐待を受けてて、母さんはいつも怯えてた



父さんはいつも俺を殴った



母さんはいつになっても助けてくれなかった



でもご飯を毎日ちゃんと作ってくれた



お風呂にも入れてくれた




母さんはいつも優しかった。



母 「今日は誕生日ケーキ用意しとくね。」



m 「うん、行ってきます。」



外に行くとあいつらがいる。



「おい、来たぞ」



「へっマジ気持ちわりぃ」



「それな」



いつもいつもいじめられる



俺の何が悪いの?俺は何か悪いことでもしたの?



何もわからない・・・。



この日はたくさん雪を投げつけられた



中には石がはいっているものもあって、すごくいたかった



家に帰ると、母さんが泣いてた




m 「母・・・さん?」



母 「匡希・・・ごめんね。」



気がつくと俺は部屋の壁に横たわっていて、意識が朦朧としていた



母さんはずっと父さんに殴られてた。



なんで・・・なんでこんな・・・



部屋にはケーキや飾り、血が散らばっていた



俺は家を出た



何で出たのか、俺にはわからなかった。


裸足でとにかく走った。寒いとかどうでもよかった。


公園のブランコに座っていると、男の人が話しかけてきた。


これがさとっちゃんとの出会いだった。



s 「ねぇ、君大丈夫?」



m 「大・・・丈夫?」



意味がわからなかった。今まで聞いたことなかったから。



s 「何かあったの?傷だらけだし、裸足だし・・・」



m 「・・・」



s 「話してくれないかな?何があったのか」



この日初めて俺は、他人に対して話をした。

・ 続き→←・ 【著者】藤原聡



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:official髭男dism , 殺し屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:as髭男 | 作成日時:2021年9月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。