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ー【2-F】kn視点ー
kn「何が起こったん？」
rd「詳しくは俺も知らないんだが…一人の生徒が暴れたとか…」
kn「え、それゾムちゃうやろな？」
考えたくもないが、友達が人を…殺したとしたら見逃す訳にはいかない。
震えつつ目を教室の中に向けると、人が数人いる…その中の一人が話しかけてきた。
？「なに、その人殺しと知り合いなの？」
低くも高くもない、中性的声の持ち主…
その横には白髪の女の子がいた。
kn「は？ゾムは人殺しちゃうぞ！」
？「やめなよ…」
？「そんな奴と居たくないだろ？」
kn「さっきからお前なんやねん！」
rd「お前ら喧嘩するな、見つかるだろ…」
そうらっだぁ先生が言うと、俺らは黙る
rd「もう近くに居るだろうな…早めに学校から出るべきか」
kn「友達置いて此処から出たくないで…」
rd「分かってる…もしもの時は俺が此処に残って探してやるから、お前は学校の外に行け」
kn「らっだぁ先生も友達みたいなものや！」
？「アイツ頭おかしいだろ…」
？「ダメだってば、そういうこと言うの…」
後ろのアイツを睨み付けると、アイツは鼻で笑う。
rd「落ち着けよ…友達だとしても、先生の俺は生徒を守るのが仕事だからな…頼む、」
kn「……わかった、」
rd「よし、ちゃんとアイツラ連れて帰ってやるからな」
kn「おん！」
そんな会話をしていると、誰かの足音が聞こえて来た。
rd「…!?、皆静かに…」
廊下を見ていた先生がしゃがみこむ、他の生徒は隙間に隠れ、口を抑えている。
*「……あはw、どこですかー？」
冷たく殺意のこもった声。
らっだぁ先生を見ると、顔を青くして絶望していた。
kn「先生大丈夫…？」
小さい声で話しかければ、らっだぁ先生に苦笑いをして、「大丈夫」とだけ言う。
ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ！
突然扉を開けようとする音、
小さく上を見ると、顔に赤い液体をつけて、ニヤリと笑う知らない生徒の顔が少し見えた。
kn「………!?」
*「誰かの居るでしょ？今出てきたら命は取らないよ？」
その呼び掛けに、数人がﾋﾟｸｯと反応をした…。
*「……ごー、よーん、」
カウントダウンを始める彼に向かい、数人が立ち上がり、走り出す。
「います！命だけは！」
「僕も！」
鍵を開けて、彼に話しかける生徒達。
kn「!?」
rd「しまった…!?」
まだ教室に居るのは俺と先生と黒髪と白髪。
らっだぁ先生は二人に此方について来いと小声で言うと、俺の腕を付かんで小走りで静かに廊下へ出た。
続く (更新停止中)
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作者名：お水様 | 作成日時：2021年3月31日 12時
