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酒場らぷそでぃ―後編 ページ30

前回までのあらすじ―――
夜中に叩き起こされた私は、彼氏を迎えに酒場に向かい、そして酔いどれ彼氏に口づけをされました。

なんて冷静に言ってる場合かぁあああああああ!!
思わず柄にもなく宇宙空間まで行ってしまっていた思考を引き戻す。

『中也、何してるの!!?』
「ん、離れるなよ…」

何この可愛い生物…じゃない!!
広津さんも梶井さんも笑ってるし、恥ずかしい!!

とにかく流華は中也の脇に躰を押し込むように抱えて立たせる。
速く連れて帰らないと、本当に此れ以上は恥で死ねる。

『中也、ほら、帰るよ?』

その言葉にまた中也が天使の微笑。

「帰ったら×××して、良いか?」

手遅れ、だと?受け止められない現実に、私は思わず中也を投げ飛ばしていた。



「っつ!」

中也は驚いたように目を白黒させている。
当たり前だとは思う。

現在地点は私の部屋の浴室。
あの酒場から中也を連れて帰ってそのままここに放り込み、最大出力で冷水シャワー中である。

もちろん、彼のお気に入り帽子も水浸し。
そんな情けない彼に同情なんてしてあげない、絶対に!

「手前ェ!流華ナニしやがる!!」
『それはこっちの台詞!』
「はァ?」
『今日飲んだでしょ?どこまで覚えてる?』

その言葉にあからさまに中也の顔から血の気が引いた。

「…俺、なんかしたか?」
『公衆の面前で私に口づけして卑猥なこと云った』

引いていた血が逆流したみたいに真っ赤になった彼は「悪ィ」と両手で顔を覆って小さく呟いた。

『ほんと、お酒控えてよね』
「…ハイ」

珍しく従順な彼に、ちょっと仕返ししてやろう。

口付けを一つ。

『帰ったら×××するんじゃなかったの?』

嗚呼、私きっと今悪い貌、しているわ。

さくらんぼ→←酒場らぷそでぃ―前編



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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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ひよこリュナ(プロフ) - ちょこさん» hohohoほんとですか!!!ありがとうございます!!Bダッシュで見に行きます!! (2016年7月17日 10時) (レス) id: eef97769f4 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - ひよこリュナさん» リクエストありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです!!先刻続編にアップさせて頂きましたのでご確認よろしくお願いいたします!! (2016年7月17日 10時) (レス) id: be59381d22 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこリュナ(プロフ) - 叶わないの続きを見てみたいです!!ハッピー方面で!! (2016年7月16日 23時) (レス) id: eef97769f4 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - アリスさん» リクエストありがとうございます!先刻アップさせていただきましたのでご確認ください !! ( (2016年7月11日 21時) (レス) id: be59381d22 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 麗さん» 御覧頂きありがとうございます!これからも書かせて頂きますので、またのリクエストお待ちしております! (2016年7月11日 17時) (レス) id: be59381d22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/koro0311ko1/  
作成日時:2016年6月14日 21時

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