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「…私も、参加…？なんで、なんで！？」
俺がいるステージの下で叫ぶA。
あー、その
「だぁいじょうぶ。前にもやったことあるやろ？」
クイズに不正解なら10枚のクッキーの中から1枚食うだけ。
1枚は猛毒。大丈夫、ずっと正解すればいいだけやん？
それともロシアンルーレットなんて地味なゲームだから嫌なんか？
しょうがないじゃん、海外なんだもん。
「問題のジャンルは俺！Aに有利やろ？」
主催者である俺が楽しめなかったら意味ないねん。
だからテーマは俺。
なぁ、A。楽しませてな？
「…あー、そいつ日本語分かるか聞いて？」
「……ご主人様、英語無理なんですよね？」
早くゲームをしたいし意地も張らずに頷くと、笑った。
あいつは俺に向かって微笑んだ。
「なら、私、生かしておかないと。海外でゲーム出来なく──」
ガンホルダーから拳銃を出してAに狙いを定める。
ひゅｯと息を呑んだ音がして微笑みが一瞬で青ざめた。おもろ。
「余分なこと言ってないで早よ聞いて？ゲーム関係なしに殺されたい？」
「や、」
「延命のつもりか？代わりはいくらでもおるんやで？…なぁ、A。」
お前はいい子やろ？
「ぁ…。どぅ、Do you speak Japanese？」
「No．」
ぁ、いや、いやだ、と言いながらぺたんと地面に座り込む。
「じゃあ面倒やしおしまーいっ！2人とも死んでしゅーりょー！」
俺はガスマスクを着けて部屋には毒ガスを充満させる。
ひぇー怖い怖い。退散しよーっと。
「ごしゅじ、けほっ。」
「じゃあねー。来世では無駄なお口減らそうな！」
あー。初の海外進出は大失敗かもなぁ。
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