＃３０ ページ30
龍也 side
中「どうでした？バレなかったでしょ？(笑)」
七「おい笑うなよ」
閑「こら、女の子！忘れないで」
七「ああもう！でもA、最初俺って気づいてなかった」
閑「まじか」
中「ほら〜俺の言った通りだったでしょ？」
閑「確かに、かわいいもんなこう見ても。女の子だよ」
七「それ褒めてる？」
閑「褒めてる褒めてる！！可愛い」
七「ありがとう？」
中村くんの作戦とは＿
俺が女装して式に潜入する、ということらしい
何でそうなるかな。最悪だよ好きな子にこんな姿見られるなんて
七「でもこれ何の意味があんの？」
閑「確かに」
中「大丈夫ですよ、Aならきっと」
閑「うん。ごめん、答えにはなってないんだよな〜」
中「だってさっき話してきたんでしょ？Aさんと」
七「うん」
閑「Aちゃんはなんて？」
七「ちゃんと自分の気持ち考えるって」
中「ほら〜それだけでも効果覿面じゃないですか〜」
七「そうなの？」
中「そうです！あ、ほら始まりますよ！！」
七「あ、ああ」
いってらっしゃいなんていって俺を送り出す中村くんと閑也
他人事だと思って〜
急いで式場へと入る
俺は１番後ろの席に座る
俺これから何見なきゃいけないんだよ
何が楽しくて好きな人を奪われるところ見なきゃいけないんだ
溜息をついていると曲が流れ始める
スポットライトが扉に照らされ皆拍手を始めた
扉が開き、先ほど見た美しいウエディングドレス姿のAが入ってくる
入ってきたときAと目が合う
俺は深くゆっくりと頷く
それにAは目を逸らし少し先にいる川島のもとへと歩き出す
七「ああこれで俺も終わりか」
２人は神父の前にゆっくり、ゆっくりと歩いている
七「あああ、やっぱり無理」
これ以上見ていられなくなりこっそりと式場を出る
中「ああ〜七五三掛さん駄目じゃないですか出てきちゃ」
こいつ、何か楽しんでないか？
閑「無理もないだろ」
中「ま、そうだと思ったんでもう１ついい物用意してんすよ」
七「え？」
中「とりまダッシュでこれに着替えてきてください」
そう言われ中村さんから受け取った袋を手にトイレに向かった
七「これって」
中「あ、やっときた！！早くしないと！」
閑「しめ、それ」
七「うん」
閑「スゲー似合ってる」
七「ありがとう」
中「俺が選んだ甲斐がある〜」
俺は渡されたタキシードを着て再び式場の扉に手をかける
そのとき＿＿＿
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TravisJapanの姫 - この話好き。 (2020年7月28日 17時) (
レス) id: 81a4f37e5c (このIDを非表示/違反報告)
KORN(プロフ) - mikusora0207さん» コメントありがとうございます。何度も読んでくださりありがとうございます！！どうしても私の描く川島さんは狂気的な美に走りがちです(;'∀')いつかそういったものにも挑戦できたらなと思います！ (2020年7月2日 6時) (レス) id: 9b446c0d2c (このIDを非表示/違反報告)
mikusora0207(プロフ) - 少し怖い川島さんだけどお気に入りで何度も読んでます！R18になっちゃうかもしれないけど、別枠でピンクの続き作ってほしいです！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: b58eb53e48 (このIDを非表示/違反報告)
KORN(プロフ) - こゆりんごさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！！そうですね…ヤンデレぽくなってしまいましたが、現実はもうロイヤル貴公子ですもんね！いつか甘々で平和な如恵留さんとのお話も作りたいと思っています♪ (2020年6月14日 4時) (レス) id: 88ab72193d (このIDを非表示/違反報告)
こゆりんご - 面白かったです！如恵留君はヤンデレ？ぽかったですね。怖いけど、現実では王子ですね〜！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: c87e3e167d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KORN | 作成日時：2020年5月6日 5時
