夢見るシエル荘４章 (ページ44)

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＃Kaito.Mi ページ44

#Kaito.Mi side

月明かりがAの顔を綺麗に照らす

『私、ちゃかに嫌われたんだと思った』

宮「そんなこと！ない」

それは絶対にない。むしろ俺が思ってたことだ

『よかった。ちゃかがいなくなるのかと思ったじゃん』

宮「俺はいなくならないよ」
もうこんなことはしない。

『うん。でもさ、どうして言ってくれなかったの？』

宮「それは、....怖かったんだ」
　「また怖い思いして、どこかへ消えてしまったらどうしようって。守りたいって
　でもこんなん守れた、なんて言えないよな。情けないよ自分がかっこわりぃ」

あぁ俺ってとことんかっこ悪い男だな

『ううん。かっこいいよ。十分ちゃかはかっこいい。ありがとう』
笑顔でそう言ってくれる君は可愛い

宮「それこそAはどうして言ってくれなかったの？嫌がらせのこと」

『それは～....まつくに相談して少し和らいだから？かな』

宮「松倉に負けたのか」
悔しいけど今回ばかりは松倉に感謝だな

『勝ち負けはわからないけど何かいけるかなって。てへっ(笑)』

可愛くて仕方ない。なんだてへって(笑)

宮「こら、てへじゃない(笑)」

『すいませーん(笑)』
やっと普通にAと話すことができた
もっと早くこうすればよかった

宮「でもペンダントどうしようか」

『あ～それならいいこと思いついた』

宮「え？」

『まあまあ見てなって今に面白いものが見れるよ～(笑)』
不吉な笑みを浮かべるAに少し怖いと思った

宮「なんだよそれ。...ねえ」

『ん？』

宮「キス、していい？」

『はぁ！！？聞くそれ？てかダメだし！！』

宮「じゃあ次からは聞かなかったらいいんだね」

『そういうことじゃない！話を聞け！！』

宮「聞こえませーん(笑)」

『こら～このっ！耳を塞ぐな！！聞け！』

宮「や～だよ～あーあー聞こえなーい」

次は聞かないからね

大好きだよ、A