#Kaito.Mi ページ30
#Kaito.Mi side
元太に借りたCDをもう少し貸してくれと頼みに部屋に行くと
宮「ね〜げんた〜この間貸してくれたCD...って、何してんの?」
元「あ〜ちゃか。ちょっと後でにしてくれない?」
知らない女が上裸の元太に抱きしめられていた。
宮「お前そういうのはしっかりしろよ」
こういうのは俺らにとって命取りになりかねない。
気をつけろよ、本当に。
だが何か様子が違う。
元太の胸の中にいる女はどうやら離れたいらしい。
顔が真っ赤だ。
宮「なあ、そろそろ離してやったら?」
俺がそういうと元太は嫌だって顔をするが
女はその言葉を待っていたかのような表情をする。
『は、離して元太!』
元「わーかたよ」
やっと安堵の顔をする。不思議な人だ。
『ふう。もう、早く起きてよね』
女は会釈してから元太の部屋を出て行った。
元「で?なに?」
明らかに不機嫌な元太が聞いてくる。
宮「この間のCDさ」
元「あーいいよそれあげる」
宮「え!?いいのか?」
元「うん。てかちゃかタイミング悪すぎ最悪」
宮「いや、知らねーよ。新しい彼女か?」
元「違うけど好きな子」
宮「ふ〜ん、ほどほどにしろよ?」
元「はいはーい」
不機嫌のまま元太はリビングに降りて行った。
宮「なんなんだよ。めんどくせーな」
俺も後を追ってリビングへ行く。
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作者名:KORN | 作成日時:2020年2月22日 20時