Episode 3 -トム・リドルside- ページ5
廊下ですれ違う度に目を引かれる女生徒がいる。
名高いグリフィンドール家の末裔であるA・Aだ。
彼女は美しい。
大勢の生徒がいる中でも、1人だけ輝いて見える。
彼女は恐れられていた。バジリスクとか氷の女王とか、そんな呼び名までがついている。
ホグワーツに入り、一年が過ぎようとしていたある日、僕はつい無意識に彼女に声をかけていた。
「君が噂のバジリスクかい？」
怪訝そうな顔で僕を見つめるAが目の前に立っている。
「随分と美しいバジリスクも居たものだな」
Aは固まった。
何も考えずに声をかけてしまったせいで、 話すことが何も無い。
「君がミス・Aかい？僕の名は、トム・リドルだ」
話すことがないとはいえ、自己紹介をしたい訳では無かったのに･･･！！
『何か、用でも？』
これは困った質問だ。何も無い。
「君と話して見たくてね」
正直に言った。
『用がないなら失礼するわ。
あいにく私は話すことなんてないもの』
そう言ってすたすたと去っていったA。
僕はなぜだか彼女が気に入った。
きっとまた彼女が他の女と全然違うからだろう。
僕の周りの女子たちは、僕が近寄ると、キャーキャー悲鳴をあげたり、気をひこうとくすくす笑いをしたり、チラチラとうっとうしい視線を投げかけてくる。
彼女だけは、僕に何の関心も示さなかった。なかなか面白い生徒だ。
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やえもん(プロフ) - 皐月さん» うわぁ、ありがとうございます！！なんか書いてて自分の頭が心配になるけど、頑張ります！ (2017年4月17日 22時) (
レス) id: 163b626761 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 更新とってもとっても楽しみです！！頑張って下さい☆ (2017年4月17日 20時) (レス) id: f0f433f416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やえもん | 作成日時：2017年3月24日 11時
