Episode 8-2 -トム・リドルside- ページ18
『単なる好奇心にしては一生懸命ね。』
ﾘﾄﾞ「そうかな」
『ええ。あなたが一生懸命なんて、あんまり似合ってないわね』
ﾘﾄﾞ「なぜ？」
『あなたっていつも適当じゃない』
この子は･･･人をよく見てるな。
ﾘﾄﾞ「それは心外だな。僕はいつだって全力でやってるつもりだよ」
『嘘。見てれば分かるわ、あなたってなんでも適当でこなせるんだから』
ﾘﾄﾞ「おや、それは嬉しいね！いつも見てもらえていたなんて」
この話題から離れて欲しくて、いつもの上目遣いをする。
この顔をするとだいたい、女の子は静かになるから。
しかし、彼女には効かなかった。
『話を逸らさないで。そんな顔したって私には効かないわよ。
･･･あなたがそこまでして見つけたいものはなんなの？』
降参だ。思わず小さい笑いがこぼれる。
ﾘﾄﾞ「君にはかなわないよ･･･。
さっきも行ったけど、秘密の部屋さ」
『それは分かってるわ。私、馬鹿じゃないの。
･･･秘密の部屋の何を探してるの？』
ﾘﾄﾞ「もしかしたら君も聞いたことあるかもしれないけど･･････バジリスクさ」
Aの顔色が一瞬変わった。ほんとに気が付かないくらいに。
『秘密の部屋の伝説ね』
ﾘﾄﾞ「そうだ」
『バジリスクね･･･
私も興味はあるわ。』
ﾘﾄﾞ「なにか知ってるかい？」
彼女に対して少しの希望を抱く。
『バジリスクが秘密の部屋にいるってことくらい･･･』
やっぱりそれだけか･･･。
ﾘﾄﾞ「僕もそこで行き止まりだ」
『･･･手伝ってあげましょうか？』
ﾘﾄﾞ「えっ!?」
驚きの言葉が返ってきて思わず声を上げてしまう。
『秘密の部屋を探すの。私も手伝うわ』
ﾘﾄﾞ「ほんとうに？」
『ええ。私はバジリスクの人間バージョンだし、グリフィンドールの末裔としてもなにか役に立つかもしれないでしょ？』
ﾘﾄﾞ「君って変わってるね」
『知ってるわ。で？手伝っていいの？』
ﾘﾄﾞ「よろしく頼むよ」
僕には心強い仲間ができた。
続く (更新停止中)
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やえもん(プロフ) - 皐月さん» うわぁ、ありがとうございます！！なんか書いてて自分の頭が心配になるけど、頑張ります！ (2017年4月17日 22時) (
レス) id: 163b626761 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 更新とってもとっても楽しみです！！頑張って下さい☆ (2017年4月17日 20時) (レス) id: f0f433f416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やえもん | 作成日時：2017年3月24日 11時
