奪い合い。(3)

↓ ページ18

「ほぇ!?」

突然変なこと聞かないでよ！///

樹『すみません(苦笑)』

「いいよ。笑
まさか聞かれてたとはね。」

樹(返事聞きたくなかったから煽ったのに。)

私達はまた歩き出した。

樹『先輩』

「今度はなに〜笑笑」

樹『まさかオッケーはしないですよね』

「えっ？笑」

私の家に着いた。

樹『俺の方がまこっちゃんよりA先輩の事好きです。』

ザァー。

この瞬間。時間が止まった気がした。

「ご、ごめんね？
樹くんも。慎くんも。」

樹『分かってました！
A先輩があの先輩しか見てない事くらい』

直接聞けて良かったですって言って
悲しく笑って樹くんはもと来た道を戻っていった。

「．．．ごめんね。」

樹くんの傘が、
樹くんの後ろ姿が、
雨に打ち消されていくように見えた。

晴天→←雨の日

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