クーデレな彼らの恋模様 (ページ3)

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クーデレ日記 2 ページ3

昼休みーー

外から聞こえる元気な上級生たちの声に顔をしかめながらAはノートに絵を描いていた。

描いた絵の内容はお察しのとうり可愛い可愛い妹の絵だ…。

自分で描いた絵を見ながら「へへっ……」と笑うと周りの人たちに軽く引かれた。

その中で唯一引かない人物…

小山皇貴(こやまこうき)と

「A何描いてるのー？」

とリズミカルは声音でAに話しかけてきた小幡彩実(おばたあやみ)くらいだ…。

「また妹の絵描いてるの…？いい加減妹離れしなよ…！」

「うるせぇよ。妹まだ赤ちゃんだし…。てゆうか、ストーカーに言われたくない…」

Aが呆れた声で言ったら彩実は「はぁっ⁉︎」と驚きの声をあげた

「ストーカーじゃないし！ただ高上君と小山君が可愛いだけだから…」

それがストーカーの言い訳だっつの…

Aは心の中でグチをこぼしながら彩実を見た

彩実は真面目でどちらかというと成績はいいほつだ…

ーーーーだけど…

大のクーデレ好きでこの中学校にきてからというもの高上空と小山皇貴のファン？みたいなものになってしまった

「あっ！そういえば…。今日、小山君にね何型って聞いたの！そしたら……なんて言ったと思う？」

彩実が目を光らせながら聞いた

「えぇーー…普通にA型とかＢ型とか「違う！」うっ…」

彩実にものすごい勢いで否定されたAは顔を歪まして「じゃあ、なんて言ったの？」と聞いた

「あのね！あのね…何型って聞いたら…クワガタって言ったの…！」

ーーーーはぁ？

「ク……クワガタ？あいつがそう言ったの？」

「そうだよっ！しかも凄い低い声で！あれがギャップ萌えって言うんだねっ。ちょー可愛かったよっ！Aも見ればよかったのに！」

彩実にすごい勢いで言われたAはクワガタの彼に少し興味をもったーーーー。