6話 後日談 〜妖精は過保護〜 ページ49
ﾏﾚｳｽ「A。」
名前を呼びクイッと袖を引かれる。ツノ太郎だ。
少し前に一緒に茶碗蒸しを食べてからツノ太郎とよく会う。懐かれたのだろうか、悪い気はしない。
『どしたのさ、ツノ太郎？』
ｴｰｽ「え？！マレウス･ドラコニア？！」
ﾃﾞｭｰｽ「な、なんで1年の教室に…？！」
ザワザワと教室が騒がしくなる。その様子に首を傾げるA。
マレウス･ドラコニアって誰だ、どう考えてもツノ太郎だろう。
ツノ太郎はグリムが付けた名前なだけで周りは知らない。それを完全に忘れているAはクラスメイトを変な目で見ていた。
ﾏﾚｳｽ「A、今日は僕と昼食を食べよう。」
『え、いいの？！じゃあエースとデュースもいい？』
マブダチの名前を出すとムスッとした不機嫌顔になるマレウス。何故だ。
ｴｰｽ「お、俺パス…。」
ﾃﾞｭｰｽ「僕も…今回はやめておく。」
ｸﾞﾘﾑ「俺様は行くんだ…んぐ？！」
ｴｰｽ「お前もこっち！！じゃあなA！」
グリムの口を塞いで二人と一匹は食堂へ向かう。何故そうも嫌がる。可哀想だよ、ツノ太郎が。
『残念だなぁ…じゃあ行こっか！』
ﾏﾚｳｽ「あぁ。」
マレウスは表情は一切変えないが嬉しそうなオーラを見せる。『マスコットみたいだなぁ』と呑気にAは考える。
未だ騒ぐクラス。クラスメイトはAを助けようと声をかけようとするが、マレウスが威圧するので固まる。勿論、それをAは知らない。
そっと扉を開け、Aをエスコートするように2人は食堂へ向かった。
それを黙って見送るクラスメイト達は『生きて帰ってこい…A。』と密かに祈っていたそうだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 618人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
志乃 - 寿司、寿っ司しいいいいいいい!寿司を頼む!ｼﾞｭﾙﾘ(ﾟдﾟ) (2021年7月16日 21時) (
レス) id: deef3a892d (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます。さぁ…何処でしょう笑 (2021年1月1日 12時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 監督生の故郷てっ、青森じゃないすかっ (2021年1月1日 10時) (レス) id: e4b29fda60 (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - リナリアさん» コメント、リクエストありがとうございます。2回目だなんて嬉しくて飛び上がりそうです笑。少し時間かかると思いますが、更新頑張りますので少々お待ち下さい。 (2020年11月14日 13時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - リクエストの2回目はありなのかわかりませんがありでしたら、ポムフィオーレの3人と釜飯のストーリーお見てみたいです！むちゃぶりですいませんがよろしければお願いします!愛読させていただいてるので、更新頑張ってください！ (2020年11月14日 12時) (レス) id: 5ab9e877b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年11月3日 21時
