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ｼﾞｬﾐﾙ「おい、これはどういう事だ？」
ジャミルの部屋に敷き詰められるように広がるお花畑ならぬ卵焼き畑。傍から見たら嫌がらせのような光景だ。
ｶﾘﾑ「ジャミル！お前のために卵焼きを作ってみたんだ！」
善意で作ったカリムは褒めてと言わんばかりの笑顔で答える。一方ジャミルは目が死んでいる。そりゃそうだ、自分の部屋に見たことも無い料理が運ばれてくる。しかも自分の主が作ったもの、混乱して目も死ぬだろう。
一応フォローとして声をかけておこう。
『あのー…ジャミル先輩。カリム先輩凄い頑張ってたんです。ジャミル先輩の為に…その…。』
ごめんなさいカリム先輩。僕にフォローする力はありませんでした。
額に手を当てて大きな溜め息をつくジャミル。いや本当に申し訳ないです。
ｼﾞｬﾐﾙ「俺の為なのは分かった…だが、この量はなんだ！」
そこに関しても本当にすみません僕のせいなんです。
ブツブツと文句を言うジャミル。このままじゃ食べてくれない気がする。そう思いカリムが作った卵焼きをフォークで掴みジャミルの口に突っ込む。所謂ダイナミックあーんだ。
ｼﾞｬﾐﾙ「んぐｯ？！」
口の中にいきなり詰められた卵焼き。驚きと文句を言いたげな目でこちらを見てくるが気にしない。
ｼﾞｬﾐﾙ「……危ないだろ！」
しっかり飲み込んでから話し始めるジャミル。お行儀いいですね。
『………てへ！すみません！』
巫山戯て舌をペロｯと出して謝ると頬を鷲掴みにされた。
『んぶｯ…いあいえふ！！』
ｼﾞｬﾐﾙ「はっ…何言ってるか分からないな。」
嘲笑うように言う。くそ、この先輩…顔がいいから何も言えない。その嘲笑う顔似合いますね。
Aの頬を鷲掴みしたままジャミルは下を向いてカリムに向かって話し始める。
ｼﾞｬﾐﾙ「……美味かった。」
パァｯと効果音が着くかのように喜ぶカリム。耳まで真っ赤なジャミル。少女漫画じゃないですか。
カリムは嬉しさのあまりジャミルに抱きつくりバランスが上手く取れずAも巻き込まれ倒れる。
『辞めろ』と文句を言うジャミル、お構い無しで『宴だー！』と叫ぶカリム、そして下敷きになりながらもカリムとジャミルの光景を見て美味しいと思うA。なんともカオスだが、楽しい空間だ。
さて、まだ卵焼きが残っているがこの後は宴だ。先にいつもの挨拶と行こう。
お粗末さまでした。
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鴉玄様 リクエストありがとうございました。
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志乃 - 寿司、寿っ司しいいいいいいい!寿司を頼む!ｼﾞｭﾙﾘ(ﾟдﾟ) (2021年7月16日 21時) (
レス) id: deef3a892d (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます。さぁ…何処でしょう笑 (2021年1月1日 12時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 監督生の故郷てっ、青森じゃないすかっ (2021年1月1日 10時) (レス) id: e4b29fda60 (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - リナリアさん» コメント、リクエストありがとうございます。2回目だなんて嬉しくて飛び上がりそうです笑。少し時間かかると思いますが、更新頑張りますので少々お待ち下さい。 (2020年11月14日 13時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - リクエストの2回目はありなのかわかりませんがありでしたら、ポムフィオーレの3人と釜飯のストーリーお見てみたいです！むちゃぶりですいませんがよろしければお願いします!愛読させていただいてるので、更新頑張ってください！ (2020年11月14日 12時) (レス) id: 5ab9e877b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年11月3日 21時
