2話 〜いちご大福〜 ページ11
先程、トレイ先輩に呼び出されました。どうも、Aです。
なぜ呼び出されたのだろうか。なにか粗相をしたか不安になる。したのなら今すぐ適当な壁に頭突きと変顔をしてお詫びをしたい。
『あのぉ…もし僕何かやらかしたのなら命だけはお助け下さい。壁に変顔と頭突きかますのでそれでどうか…』
前を歩くトレイ先輩に恐る恐る話しかけると、トレイ先輩は笑い始めた。なぜ笑うんですか。そんなに見たいんですか、僕の変顔と頭突き。
ﾄﾚｲ「お前は何もしてないから安心しろ、渡したいものがあるから呼び出したんだ。」
ついて行くと、新鮮ないちごをくださるとの事。とても大粒で、まるでいちごのの宝石箱やぁと叫びたくなる程に輝いている。
『い、いいんですか…?』
ﾄﾚｲ｢あぁ、買いすぎてな…良かったら貰ってくれないか?」
見たこともないくらい輝くいちご。本当に宝石ではないのだろうか。
『あ、あぁ…ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!』
ﾄﾚｲ｢そんなにか…?｣
苦笑いで僕を見るトレイ先輩。当たり前だ、いちごは大好きだからね。感謝しかない僕は、トレイ先輩に頭が上がらず、かなりの間頭を下げていた。勿論、勘違いに関しても土下座レベルで頭を下げた。
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さて、このいちごをどうするか。こんな上等ないちごにはなかなか出会わないだろう。なんせトレイ先輩が選んだいちごだ。美味しくない訳が無い。
それにしても、美味しそうだ。
『……1粒くらい食べてもいっか!』
そこそこ大きめないちごを1粒手に取り、口に入れる。
『んん！！んふふふふ……』
これはダメなやつだ。人をダメにするいちごだ。ただ酸っぱい、甘いわけじゃない。この酸っぱさは甘さを物凄く引き立てている。ダメだ、このままだと一人で全部食べてしまう。いちごの入った箱を厳重に閉める。
『危ない危ない……さて、何作ろっかな〜…』
作るならいちごを丸々使ったお菓子がいいだろう。いちご1個を頬張ることの出来るお菓子、それでいて僕の好きな和菓子…
『あ！いちご大福だ！！』
餡子といちごのコラボレーション、想像しただけで涎が出てしまう。完成系を想像しながらニヤニヤとしていると自分のお腹が派手になってしまった。
いかんいかん、早く材料を買ってこなければ。
必要そうな金額をポケットに詰め込み、脱兎のごとく購買部へと走った。
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志乃 - 寿司、寿っ司しいいいいいいい!寿司を頼む!ｼﾞｭﾙﾘ(ﾟдﾟ) (2021年7月16日 21時) (
レス) id: deef3a892d (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます。さぁ…何処でしょう笑 (2021年1月1日 12時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 監督生の故郷てっ、青森じゃないすかっ (2021年1月1日 10時) (レス) id: e4b29fda60 (このIDを非表示/違反報告)
骨粉の煮付け(プロフ) - リナリアさん» コメント、リクエストありがとうございます。2回目だなんて嬉しくて飛び上がりそうです笑。少し時間かかると思いますが、更新頑張りますので少々お待ち下さい。 (2020年11月14日 13時) (レス) id: 6211201735 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - リクエストの2回目はありなのかわかりませんがありでしたら、ポムフィオーレの3人と釜飯のストーリーお見てみたいです！むちゃぶりですいませんがよろしければお願いします!愛読させていただいてるので、更新頑張ってください！ (2020年11月14日 12時) (レス) id: 5ab9e877b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年11月3日 21時
