片想いの行方

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「なぁ、
今度３人であそばねぇ？
久々に！！！！」

昼休憩になると優太が口を開く。

その言葉に
葵が

「おっ！いいねぇ！！
一年ぶりくらいじゃない？？？
３人で遊ぶの！！！

てか、2人は
遊んだりしてたの？？」

遊んでたよ。
葵に彼氏がいた頃は
割と頻繁に。

でも、こうしてすぐに葵を誘うってことは
わたしじゃ不満でしたか？優太のばか。

本当は葵と2人で遊びたいくせに。

「ん？
おおー、まぁな。俺たち仲良いから笑笑」

とわたしが悶々と考えていると
そう答えて肩を組んでくる。

その仕草にすらどきっとする。

「ちょっ！！もう！」

照れ隠しで、
もぉ！
って勢いよくベリっと離すと

葵がニヤニヤと見てくる。

また、この顔、、

やだな、、

そう思ったわたしは
2人きりになんてさせたくないはずなのに

「わたし、バイト！！
バイト始めたから無理なんだよねー！そういえば！」

「は？？、、なんで？」

優太が信じられないみたいな顔をした。

「え？。、だって
この高校バイト禁止じゃなかったけ？」

そうだよ。
というか、それ嘘だし。

「あ、うん、そうなんだけど内緒で笑
お金が必要でさ、、！

だからしーっね！

そういうわけで遊べないかもしばらく。」


そうなんだーという葵の横で
じっと優太が見てくる。

なに。
そんな疑うような目で見ないでよ。
私だって、優太と葵二人きりにしたくない。
でも、
２人が話してる中私だけぽつんのほうがよっぽど嫌だ。

それで、
私が見えないところでうまく行けばいいんだ。

その方が諦めがつくから。

「ちょっとトイレー！」

と葵がトイレにいくと
2人きりになった途端。

「なぁ、なんで言わねーんだよ。」

私は優太の顔を見ずに

「、、なにが？」

「バイトだわ！！
俺しらなかった！」

「、、、なんで優太に言わなきゃ
いけないの？、笑」

「なんでって！！
、、、友達だろ！
相談とかしてくれるくらいいーだろ！」

"友達"

その言葉が重く突き刺さる。

「、、友達でも
いえないことだってあるんだよ。」

私はガタッと立って
葵の後ろを追いかける。

「え、、ちょっ、
Aっ、、！」

背後から声がしたけど
これ以上いたら気持ちが加速して
なにいうかわからない。

私はその場から離れた。


葵と合流して
教室に戻る途中

「ねぇねぇ、、！
優ちゃんのどこが好きなの？！

まぁでも、
どこがって聞くまでもないけどね笑
優ちゃんに関しては笑」

「どういう意味？笑」

「だって、優ちゃん
ちょーオススメ！！
優しいし！おもしろいし！
顔もまぁそこそこイケメンでー、、、」

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