片想いの行方

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優太side


紫耀とAが教室から出て行ったあと
2人の様子が頭から離れない。

もう遅いのなんてわかってる。
でも、それでも俺は
この気持ちに気づいてしまったから
諦めるなんて、、、

しかも、Aも泣いてた。
紫耀には悪いけど
俺だって好きなんだ。
俺に向けてくれてた
笑顔をもう一度向けたいって思っちゃったんだ。

ー次の日ー

まだ誰もいない教室にいたAに久々に挨拶をした。

「はよ！！」

「.....え、あ、おはよう、」

「なんだよ！そのぎこちない感じ」

まあ、仕方ないか昨日の今日だし。

「いや、優太早いね笑
あの、、昨日はごめん。」

「いや、、謝るのは俺の方」

「うん、、、じゃあ、一様仲直り？でいいのかな？」

Aは勘違いしている。
俺が謝ったのはそういう意味じゃなくて

「ちげーよ。
俺が謝ったのは仲直りとかそういうのじゃなくて

Aのこと.....

諦めれないことに謝ったんだよ！！」

また、笑顔が見たいから。
俺のために、俺のことで笑ってほしいから。

「え、？？、、


何言ってるの、
わたし紫耀とっ...」

「わかってる！でも、
俺、諦めるなんて無理だわ笑
紫耀には悪いけど俺もAのこと好きだし。

俺にもう一回あの笑顔向けて欲しいんだ笑」

「....そんなこと、、、

今更、できないよ。
私は紫耀が好きだし
紫耀のこと傷つけられない。」

「俺も無理だから！

そんなのしらねぇ！！
聞かない！聞いてない！」

Aが何か言っても
無理の一点張りを続けてたら

ぷっ
って音がして
Aをみると

「っはは笑笑」

急にAが笑い出した。

「もう笑
ほんっと優太って
自分が言ったこと意地でも曲げないよね笑」

Aが笑ってる。
久々に見たその笑顔が
こんなに嬉しいなんて

やっぱり俺、Aの事が好きだ。
今更遅いなんて俺は思わない。

「絶対にまた、俺のこと好きにならせるから。
Aも無理なんて言わないで。」

さっきまで笑ってたけど
急に気まずい顔になり俯く。

「とにかく！！
普通通りにしよ！前みたいに楽しく
できたら俺は嬉しい、！
そんな、申し訳ない顔されても
俺は嬉しくない！！」

「嬉しくないって....そういう問題じゃないでしょ..笑」

また少し笑った。
それだけで
やっぱり嬉しい。

俺はAの笑った顔が好きなんだと
改めて気付かされた。


(^〜^)
とりあえず、2話です。

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