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岸side

朝起きて、紅茶を飲んでいると
Aさんが寝室から出てきた。

昨日の今日でちょっとだけ気まずくて
勢いのない挨拶をすると

Aさんは
無理やり明るく振舞って
昨日のことを覚えていないといった。

Aさんは昨日のことをなかったことにしようとしてるんだと思い、悲しいけど話を合わせるしかなかった。

昨日の俺がみた表情はなんだったの??
と本当は問いたかった。
俺のこと、どう思ってますか?
俺は好きです。
と言いたかったけど
それをさせてくれないAさんは
やっぱり俺が年下だからなのか
風磨くんが忘れられないのか
それとも河野社長に惹かれ始めているのか
考えれば考えるほど
いい方向には行かなくて

俺はそれからどうしても
テンションが上がらなくて
Aさんから逃げるように職場へ向かった。


俺より少し遅れてきたAさんは
風磨くんと話していて
いつもなら楽しく会話に入る俺も
さすがにこのテンションでは
話す気になれなかった。

「岸くん。」

そう言われて
ドキりとしたが内容は
仕事のことで
気にしすぎな自分が嫌になった。

わかりましたと普通に返事をして
今日の仕事を終わらせた。


○○会社に向かう道中は
割と普通に話せてホッとした。

予告通り、
早めに着いた○○会社で
河野社長達を待っていると
ずらずらと何人かを後ろに引き連れて河野社長がきた。

河野「わざわざ、来てくれて、ありがとう。
今日はこれをみてもらいたくて。
上の部屋に用意してあるから
ちょっときてくれるかな??」

仕事に必要なものを見て欲しいということで
俺たちはエレベーターに乗って
上の階を目指す。

俺はAさんと河野社長の後ろについていて

なんで、2人が並んでんだよ。
距離ちけーし。

と、仕事中なのに
もやもやもやもやして

Aさんもなんか若干照れてね?!
と俺はムッとして。

昨日のAさんの
赤くなった表情を思い出す。


あの顔.....。

俺がさせたい。

と、俺は無意識に
周りからは見えないようにAさんの
手に触れる。

ぴくっと、
反応したAさんはきっと俺が
触っているって気がついている。

河野社長「どうかした?」

「あっ、いや笑
虫!虫がちょっと目の前に来たからびっくりして笑」

どんな言い訳笑
とちょっと面白くなる。

そんな反応を見た時、やっぱりなかったことになんてしたくなくて、
そっと触れただけの手を
優しく包み
自分の指をAさんの指に絡めるように
触れる。
一瞬、逃げようとしたけど逃さない。

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さえ(プロフ) - あーさんさん» 続きの話はまだ下書き中で公開にしていないのでもうしばらくお待ちください!!すみません、、。 (2019年7月7日 15時) (レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - 続きの話読みたいんですが、パスワードってなんですか? (2019年7月7日 11時) (レス) id: 971e8c1a55 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - めめさん» ありがとうございます!嬉しすぎます(TT)コメントくれるのって本当に嬉しくてモチベーション上がります。続きは日曜日あたりには出そうかなと考えているので!!!もう少々お待ちください!! (2019年6月28日 23時) (レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - さえさんの書くお話どれも大好きです!これからも続きも楽しみにしています(^^) (2019年6月28日 17時) (レス) id: 2855c785e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さえ | 作成日時:2019年5月4日 16時

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