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岸くんの家に
入って今も掴まれている手をみつめる。
岸くんの顔は見れない。
「ごめん、、でもどうしても聞いて欲しいことがあってさ、、、。」
掴んでいた手を離して
離し始めた岸くんに気づかれないようにそっと息を吐いて心を落ち着かせる。
岸くんは
9年間真面目にジャニーズしてきたって言ってて
岸くんだもんねと呑気に納得する。
岸くんがジャニーズということを知ってから
街でよく広告などを見かけるようになった。
"King & Prince"
とてもキラキラしてるグループで
何で私はもっと早くに気がつかなかったんだろうと思い、普通だったらわかることじゃんと
劣等感に駆られて俯くことしかできない。
しばらく岸くんの話を聞いていると、
「冴木ちゃんと今までみたいに会えないのかなとかも思ってさ、、、、。」
と言っていて
岸くんも私と同じこと考えてたんだと思って
視界がぼやける。
岸くんが全て言い終わった頃には
すでにボロボロで
でも岸くんも必死で説明してくれて
謝ってくれたから
私もちゃんと話さなきゃと思い
顔を上げると
岸くんは焦った様子で
ティッシュをくれた。
『ありがと』
ティッシュを受け取り私は話し始めた。
何度も泣きそうになって
こんなに自分めんどくさい女だっけと思いながらも
伝えることに必死で自分で何を言ってるかわからなかったけど岸くんは真剣に聞いてくれていた。
よかった。
全部伝えれた。
と思った時には
私は既に岸くんの腕の中にいて
一瞬何が起きたかわからなくて
パニックになった。
『きっ、岸くん？？！！』
「ごめん、、ちゃんと、言うから、、さ、
ちょっとだけギュッってさせて？」
ギュっていう言葉に
ドキッとして私は
何も言わずにそっと手を背中に回した。
しばらくその状態でいたらだんだんドキドキして焦った気持ちも落ち着いて心地よくなった。
と思った直後に
岸くんが体を話し
至近距離で向かい合わせになる。
あまりの近さに焦って少しだけ離れると
岸くんは先ほどの話の続きで
再び謝ってくれた。
その後に、
「冴木ちゃんが色々考えてくれて、陰で応援してるって言ってくれて
すっげーすっげーありがたくて嬉しい。
でも俺的には
近くで応援してくれた方がいいっつーか？？
俺も冴木ちゃんと話すの楽しくて仕事頑張れるっつーか、話せなくなるの悲しいし、、。
それじゃダメっすか？！？」
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さえ(プロフ) - オラさん» えー！ありがとうございます（ ; ; ）すっごく励みになります！頑張ります（ ; ; ） (2019年1月31日 0時) (
レス) id: 32b76e116b (このIDを非表示/違反報告)
オラ - え〜！！！すっごく面白くてこの小説大好きなので、できたら完結して欲しいです､､､あわよくば続編も､､､更新楽しみにしてますね！ (2019年1月30日 18時) (レス) id: 7f3600aed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さえ | 作成日時：2019年1月11日 22時
