13.8 混沌!! ~迷~ ページ29
『今回もニンフ目線で。』
イ「マス…ター…?」
αが惑わされる。
二「ダメよα！そのトモキは…」
あまりの出来事にαは放心状態に陥っていた。
二「聞こえて…ないの…?」
偽トモキが冷めた口調でこういい放つ。
ト「イカロス…ニンフを壊せ……『命令』だ…」
イ「命…令…」
ザッっとαがこちらへ歩いてくる。
逃げようにもあまりに唐突な事で腰を抜かしてしまい、上手く立てない。
気付いた頃にはもう私はαに胸ぐらを捕まれていた
二「ちょ……α！」
その時、αは確かにこう告げた。
「逃げて」と。
そう考えているころにはもう空に投げられていた。
目が覚めると私は守形の家の近くの河原にいた。
αを助けに行こうとも考えた。
でも羽がない今、助けには行けない。
私の視界が滲む
それはどうやら私の目から落ちる液体の様だった。
口は動いている様だが、声は出ているのか、あるいは全く出ていないのか分からない。
私は自分の無力さをただ嘆いていた。
何かが聞こえた気がした。
ふとそちらを見る。
そこにはデルタが立っていた。
ア「うわっ！どうしたんですかその傷！」
二「デル…タ…?」
この時私の頭に１つの希望が浮かんだ。
そうだ…デルタなら…
私はデルタに抱きついた。
そして、全てを説明した。
αがひどい目に合っていること、
そして、
Aの事も…
ア「わ…わかりました！よくわかんないけど行ってきます！」
よかった…これで…終わる…
そう思った頃、私の頭にある声が響いた。
あの男の声だ。
男「待て…デルタ…」
その男の声はいつもよりも冷酷に聞こえた。
男「命令だ…βを破壊しろ。」
ア「え……」
また私の視界が滲んだ。
その滲みは徐々に広がっていき、最期には私の視界を奪った。
そこからはよく覚えていない。
気付いたらトモキに抱きついて泣いていた。
もう目の前にデルタの姿は無かった。
この時初めて気付いた。私の視界の滲みは涙だったんだと。
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まみむめ藻@テスト終了(意味深)(プロフ) - お気に入りありがとうございます。頑張ります。 (2013年10月17日 2時) (
レス) id: 2635123a99 (このIDを非表示/違反報告)
まみむめ藻 (同一人物)(プロフ) - どうやったらあの一番上のところにUR出せるの？ (2013年9月6日 1時) (レス) id: e478ee0e94 (このIDを非表示/違反報告)
まみむめ藻 (同一人物)(プロフ) - ページだけ、先に作っときます。 (2013年9月6日 0時) (レス) id: e478ee0e94 (このIDを非表示/違反報告)
まみむめ藻 (同一人物)(プロフ) - 完結しました。読んでくださった皆様(特にスネーク様)、本当にありがとうございました。また、続編で会いましょう。明後日辺りに続編公開します。番外は未定です。夢主とカオスの過去の話を書きます。お楽しみに。 (2013年9月6日 0時) (レス) id: e478ee0e94 (このIDを非表示/違反報告)
まみむめ藻 (同一人物)(プロフ) - きーがーついーたらー1000hitこえてる〜♪ (2013年9月5日 22時) (レス) id: e478ee0e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http:/ 作成日時：2013年7月26日 0時
