目を覚ますと ページ8
貴方side
目を覚ますと病院にいた。
病院にいると嫌でも思い出してしまう。
屋上から飛び降りたのに死なない私。
きれいさっぱり消してしまいたかったのにな。
きり「A！よかったあ。」
貴方『...』
なんで救急車呼んだの、死にたかったのに。
という表情でにらみつけると
なか「にらまないのー。」
ぶる「そうだよー。」
といさめられておとなしく視線を元に戻す。
シャ「けがの具合はどうだ？」
貴方『まあまあかな。』
しばらく雑談していて気付いたことだがみんなの様子がおかしい。
おそらく私のことについて知ってしまったんだろうな。
きん「Aに言わなきゃいけないことがあるんだ。」
貴方『なに？』
言わないで。
スマ「実は...
やめて！
スマ「人体実験に使われたこと...知っちゃったんだ。」
脳天をぶち抜かれた気がした。
貴方『な...んで。』
シャ「痕を見ちゃったんだ。」
絶対ごまかしているんでしょ。
貴方『き...りやんに聞いたんじゃないの？』
きり「話しちゃったんだ。ごめん。」
私は黙り込む。
みんなに知られたくない。
みんなには重すぎる。
最初はそう思っていたのに今では
みんなに嫌われたくない。
という思いに代わっていた。
けど...もう遅いんだ。
貴方『そう。きらいになったよ．．．ね。』
嫌いになったのならどっかいって。
そう思って言った言葉。
ぶる「嫌いになるわけないじゃん！」
スマ「変なことに使われても、AはAなんだから気にしない。」
なか「おれは言ってくれなかったことに怒ってる。」
きん「俺もちょっとは怒ってるけど、悩みごとは言ってほしいな。」
少し、氷が砕けたような音がした。
その後の時間は瞬く間に過ぎてみんなは帰っていった。
氷が少し壊れたような音がしたけどまだまだ凍ったまんま。
贅沢だってことはわかってるんだけどそう願わずにはいられなかった。
貴方『お願い。私の氷を．．．砕いて？』
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龍愛 - この次が楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年12月13日 18時) (
レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
シモン(プロフ) - お母さん生んでくれてありがとうこの小説を読めた (2019年4月30日 15時) (レス) id: 50340a341d (このIDを非表示/違反報告)
わんこ - 続きが気になる系のアレですね。 アレですよアレ、アレなんですよ（語彙力無） (2019年1月7日 13時) (レス) id: ab28f31522 (このIDを非表示/違反報告)
シャラーム - 面白かったです。 (2018年12月5日 21時) (レス) id: 883863474d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurei | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/WT_MT_tanpen/
作成日時：2018年11月5日 18時
