第七十五話 ページ1
「………。」
広がるのは、広大な緑。
私のまわりには白ひげ海賊団のみんながいる。
でも、様子が変だ。
「うっ、い」
「、くそ、」
泣いてる。
みんな泣いてる。
ねぇなんで泣いてるの？
「なんで死ぬんだよォ、親父、サッチ、エース…」
―――え？
聞こえてきた言葉にぼおとしてた頭が反応する。
馬鹿な言うなよ。
三人とも生きてるじゃないか。
視線を前に移すと、目の前には大きな二つの墓。
「な、…！」
誰だこんなタチの悪いいたずらをしたのは、
かぁっと頭に血が上る。
「オイ!!お前ら、しっかりしろ!!」
「どうしたんだ、なに意味不明なことしてんだ!!」
ぜぇぜえ、と息が切れるまで叫んでも、誰一人として私の声に反応しない。
「…ッ、なんだこれ」
気味が悪くなり、その場から逃げだす。
「たのむ、誰か…!!」
「A」
「!」
目の前には、赤い髪の海賊。
なぜだか、悲しそうな目をしながらこちらを見ている。
「シャンクス!これは一体どうなってるんだ!？なんかみんな変で…!!」
「…」
「シャ…、…？」
「…強くなれ、A」
「は…？」
「泣いたっていい、この辛さを屍にして強くなるんだ…!!」
ぐっ、と腕をつかまれたかと思うと、シャンクスの胸板に
顔を押しつけられる。こんなこと、遊びでするわけない、
じゃあ、コレは…
現
実
「う、…う゛わぁあああああああ!!!!」
「A、オイ!大丈夫か!？」
「!？」
私の名前を呼ぶ声と同時にガバッとベッドから体を起こす。
「やけに起きてくるのが遅いから見に来てみれば…、
どうした？怖い夢でもみたか？」
「サ、サッチ…」
そう言って私の頭を優しくなでてくれる。
ぎゅっと抱きつくと、今日はやけに積極的だなぁ、と笑った。
(知らなかった、知りたくもなかった、)
(悪魔はもうすぐそこまで来てるってことに)
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アリス - 面白いっす！頑張ってください！ (2016年2月1日 19時) (
レス) id: 424d54751f (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - あずきさん» ふぁいとです！！(｀・ v ・´)vﾌﾞｲｯ (2015年3月2日 19時) (レス) id: 9d6b427c5b (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 丸きちさん» ありがとうございます!!頑張ります!!・:*三( ε:))☆((:3 )三*:・。 (2015年3月2日 19時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - あずきさん» うぇーいwwwいいともぉぉぉ(ryこれからも読み続けますんで！w頑張ってください！！(*´∀｀*)尸" (2015年3月1日 22時) (レス) id: 9d6b427c5b (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 丸きちさん» めっちゃおもしろいじゃないですかwyes!!いいともぉおお←(あれ、違う？w)はい!!これからもよろしくお願いします・:*三( ε:))☆((:3 )三*:・。 (2015年3月1日 22時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2013年6月9日 11時
