第六十一話 誘拐 ページ17
サッチ「本当に一人で大丈夫か？A。」
「お前が抜けたらダメだろ。じゃあ、よろしく頼む。」
そう言うとわかった。とうなずくサッチ。
周りは真っ暗。当たり前だ。今は夜中の２時。
親父のカルテが入ったカバンを私の手に握らせる。
サッチ「必ず朝までに帰ってこい。」
「わかった。」
軽く手を振ってそっと船を降りる。
一体なにをしにいくかというと
夜にしかやっていないこの町の名医に会いに行く。
目的は当然、親父の事。
最近、容体が悪いと姉御が言っていた。
親父に医者に会いにいく、なんていったら
オレァ白ひげだぞ！！とか言って相手にも
してもらえそうにないことくらい想像がつく。
治るかもしれない。
希望だった。
サッチに話したら最初は猛反対されたが、
最後にはわかってくれたのか準備をしてくれた。
「はぁ…寒い…。」
夜の風のにおいが鼻を抜ける。
地図を見ながら目的地まで走る。
サッチに迷惑をかけるわけにはいかない。
早く帰らねば。
その時
「よぉ嬢ちゃん。」
「！！」
ガシッと腕がつかまれた。
突然の出来事で頭が混乱する。
「お前、白ひげンとこの奴だな？」
あきらかに嫌な気しかしなかった。
手を振りほどこうとするが、
あまりの強さにびくともしない。
「〜っちがう！！」
「へへ。ウソはよくねェよ。氷姫。」
「！！！アイスド…」
技を出しかけて、はっとする。
能力が使えない。
まさかと思った瞬間、海楼石の気配を感じた。
なんで私がここにいることを知ってるんだ…！？
「楽しませてくれよ？」
男がニヤリと笑った瞬間、私の視界がぐにゃりと歪んだ。
(ごめん。サッチ。)
第六十二話 It takes again.→←第六十話 わからない気持ち
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あずき(プロフ) - ☆奇跡☆さん» おぉっ!!ありがとうございます!!キトくんの番外編かな？まだまだ続きそうですが、見てやってください＼(^o^)／コメありがとう!! (2014年3月11日 19時) (
レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 月星☆LUNA☆さん» ありがとうございますっ♪コメ感謝感謝!!がんばりますー＼(^o^)／ (2014年3月11日 19時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
☆奇跡☆(プロフ) - この小説泣けますね(;o;)続きがすごく気になります！更新頑張ってください(^-^) (2014年3月6日 22時) (レス) id: 989c426bda (このIDを非表示/違反報告)
月星☆LUNA☆(プロフ) - 続きがすっごく気になります!!更新頑張ってください!!!!! (2014年3月5日 23時) (レス) id: 6412faed27 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - はにぃさん» ありがとうございます!!更新しました!!みてやってくださいな＼(^o^)／ (2014年3月5日 20時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2013年4月5日 16時
