第六十話 わからない気持ち ページ16
「またやりやがったぁエースの奴！！！
一人でドーマの一団降伏させたってよぉ！！！」
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マルコ「調子はどうだよい？」
「…！マルコ。」
俺の前に温かいコーヒーが置かれる。
マルコが横の椅子に腰かけた。
マルコ「…ずいぶんと活躍してるねぃ。」
「まァな。俺だって伊達に船長やってたワケじゃねェから。」
ニヤッと口角を上げるとそのコーヒーを
一口飲んだ。
「…なまいきな妹もできたしねぃ。」
「あぁ。あいつは前からあーなんだよ。
生意気で口悪くて強がりでさ。」
マルコ「まったくだよい。」
「…でもさ…。」
「ほっとけないんだよな…。」
なぜか不安になる。姿が見えないと。
俺の傍にいないと。
どこかで泣いてる気がして。
「…本当は優しいんだ。Aは。」
ただ力がありすぎて。
自分を誰にも見てもらえなくて。
大人の腐った欲望に飲み込まれて
苦しんでた。
「それに不器用でさ。感情表現が。
嬉しかったら笑えばいーのに。必死にこらえてさ。」
少し苦笑いを浮かべる。
マルコ「………。」
「もっともっと。分けて欲しいんだ。
Aが抱えてる、つらいこと、悲しいこと…。」
「守りてェ…。」
Aにこんなこと言ったら、けっこうだ！！
とか言われそうだけど。
マルコ「……お前は…
Aが好きなのかよい？」
「え…。」
その問いかけに、言葉がつまる。
たしかに大事だ。
離れてほしくない。
だけ…ど…
「わかんねーんだ…まじで。」
くしゃ、と自身の髪をつかむ。
これは¨好き¨というものなのか。
それとももっと別の気持ちなのか。
俺はバカだからよくわからねェ。
マルコ「…バカだねぃ。」
「まぁ、好きだったとしても、アイツにはまだ
届かねェよ。」
マルコ「……。」
「…だから、今は何も言わない。」
「いつか、アイツが俺に心から笑ってくれるその日まで。」
(マルコ。アイツをよろしくな。)
(言われなくてもわかってるよい。)
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あずき(プロフ) - ☆奇跡☆さん» おぉっ!!ありがとうございます!!キトくんの番外編かな？まだまだ続きそうですが、見てやってください＼(^o^)／コメありがとう!! (2014年3月11日 19時) (
レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 月星☆LUNA☆さん» ありがとうございますっ♪コメ感謝感謝!!がんばりますー＼(^o^)／ (2014年3月11日 19時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
☆奇跡☆(プロフ) - この小説泣けますね(;o;)続きがすごく気になります！更新頑張ってください(^-^) (2014年3月6日 22時) (レス) id: 989c426bda (このIDを非表示/違反報告)
月星☆LUNA☆(プロフ) - 続きがすっごく気になります!!更新頑張ってください!!!!! (2014年3月5日 23時) (レス) id: 6412faed27 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - はにぃさん» ありがとうございます!!更新しました!!みてやってくださいな＼(^o^)／ (2014年3月5日 20時) (レス) id: 47d6229cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2013年4月5日 16時
