救済はとんでもないハードモードだった。【鬼滅の刃】

悩み ページ10

次は、悲鳴嶼さんと暮らしていた子供達を助ける。

あと2カ月後。

どうやって助けようか……

確か子供のうち1人が裏切って鬼を招き入れたんだ。

その子供が鬼に会ったとき、その鬼を倒せば誰も死なない。


ーでも、鬼殺隊が来てしまうことで、悲鳴嶼さんは自分の強さが分からず、かつ、鬼への憎しみも薄れてしまう。鬼殺隊に入隊しなくなるかもしれない。

…解ってた。

過去を変えることには、大きな危険性があるということ。

目先の数人を助けることで、何十人も何百人も死ぬかもしれないということ。

冨岡さんの時だって、其れは分かっていた。

それでも、助けられる人たちをみすみす犠牲にする事なんて出来ない。

客観的に見れば、これは利己主義だろう。


もうどうすれば良いのかわからない。

何をすれば良いのか。

何が正しいのかー


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