救済はとんでもないハードモードだった。【鬼滅の刃】

救済2 悲鳴嶼さんと子供たち ページ11

覚悟は決めた。

もう、迷わない。

助ける。

もし、二人が鬼殺隊員にならなくても

その分、私が沢山鬼を倒す。


悲鳴嶼さん達を裏切った子供と鬼が会った時点で鬼殺隊を呼ぶ。

今は日輪刀が無いのででろくに戦えない。

もう少しすれば戦えるようになるけれど……


外出を止められてしまったため私は夕方にそっと家を抜け、問題の場所へ行った。

もう時間がない。

鬼殺隊員を大急ぎで連れて来る。

……嘘！？

鮮血の海中に子供が倒れ、悲鳴嶼さんは鬼を殴りつけている。

鬼は、隊士によって斬られたが、遅かった……

ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……！

私が昼間のうちに制止を振り切っていれば！

私のせいだ……何もできないくせに過信してた……！！

隠が慌てて子供たちを運んでいく。

隠が心配して声を掛けてくれたが、私は何も言わずに走り去ってしまった。


どうやって家に着いたかわからない。

もう一度、もう一度やり直したいと願っても、何も起きてはくれない。


自分の未熟さ、愚かさがひしひしと身に泌みる。



もうすぐ錆兎を助けなきゃ……

どんなに悔やんでも状況は変わらない。

今は強くなることと助けることに専念しないと……。

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