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いくら岸くんでも、
おんぶでここまで連れてきてもらったなんて。
恥ずかしすぎる…。
もう、どうしよ。
って、混乱していた時だった。
『…永瀬とは、親友だったんだな。』
ふと、呟いた。
あー…私が今日散々愚痴ったのかなって。
｢…うん、｣
凄く、仲良かった！
仲良かったよ あははって
思い出して笑う。
『…なぁ、A…？』
顔を覗き込んで、一言。
泣いてもいいんだぞ？
って。
確かに…私泣いてなかったかも。
失恋が決定した、あの時だって。
…泣けなかった。
｢…私だけだった、｣
うんうん、大好きだったんだろ、って何度もうなづいてくれた。
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作者名：蕾夢 | 作成日時：2017年6月27日 17時
